Barと蕎麦屋2


こんにちは、シエールの岡本です。前回に引き続き、『いちご庵』を

紹介していきます。

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『白魚と菜の花の玉子とじ』。季節ものですね、絶品でした。

玉子とじなので白魚がわかりにくいですが、たっぷりと使われています。

だしをハマグリでとっているので、魚介のうまみがたまりません。

おつゆまで一滴も残さずいただきました。

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このハンバーガーのような代物。ほとんど興味本位で注文しましたが、

実はこれ、がんもどきを焼き上げてパンのように仕立てたがんもどきの

バーガー。『がんもバーガー』です。中にはタコスミートが挟んであります。

もちろん文句なしにおいしいのですが、謎でした。マスターの遊び心ですね。

第2弾だということでしたので、1弾が気になりましたが、聞きそびれました。

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『山の芋とそば粉の落とし揚げチーズミックス』です。

もちろんうまかったのですが、蕎麦の前ということもあり、

印象が正直薄いです・・。蕎麦いきましょう。

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十割です。お客様二人はそれぞれ、せいろ、鴨せいろを注文しました。

私の場合、この店での蕎麦はほぼ網羅しているので、目新しかった

くるみ蕎麦を注文しました。おそらく、一般的なのは二八蕎麦だと思われ

ます。何故かというと、まずはじめに食感。そして蕎麦を打つときの難易度と

いうところでしょうか。食感はやはり硬めです。蕎麦はご高齢の方も多く食され

ます。そこに硬めである十割はやはり受け入れられにくいといえるでしょう。

難易度としては、生粋の蕎麦職人ならいざしらず。ぽっと出の若職人には少し

荷が重いと思われます。実際、私も二八を打ったことがありますが、かなり苦労

しました。二八でさえ厳しいのです。十割はつなぎである小麦粉を使いません。

ファーストフード店でもそれなりの蕎麦を出してくる昨今、つなぎを使わないとい

う蕎麦は一般的ではないのです。しかし、だからこその十割。そば粉のみなので、

やはりうまいです。香りも違います。食感も私は好きです。この店を数年見て

きて、蕎麦に関しては紆余曲折ありました。二八や九割の頃も知っています。

けれども今は十割に帰着しました。原点は十割だとか、歴史があるとか、

そんなことはどうでもいいです。もっと単純です。うまいんです。

できるだけ長く、この店で十割を食したいですね。これはもう願いです。

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せいろといえば、そば湯ですね。〆です。この店のそば湯はご覧のとおり、

粘着質です。ドロッとしています。これは単にゆで汁を使っているわけでは

なくて、そば湯を分けて作っているのです。確かにうまいですし、私は

好きです。ですが、ここは賛否あると思います。そば湯は夜蕎麦において

クールダウンの役割を担っています。それにしてはインパクトありすぎですね。

サラッと終われません。ですが、そば湯にまでこだわりをみせる店には敬意を

表したいですよね。画像のとおり、酒もそば湯割にチェンジです。

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さて、そば湯も堪能してそろそろお暇します。

Barと蕎麦屋。業態は違えど、趣は一緒です。

こだわりがある人、ない人、嗜好品については様々ですが、

ときおりやる気をみせるといいことあるかもです。

では・・

 

いちご庵 東京都板橋区幸町 TEL 090ー3909ー7701