日別アーカイブ: 2020年2月14日

奏 Kanade 〜ジャパニーズクラフトリキュール〜

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

2月も半ば過ぎ、寒いんだか、暖かいんだか、凄ま

じい温度差で日々が過ぎ去っていきますね。飲まな

いとやっていられません 笑

さて、ここ近年、日本ではクラフトブームですね。

ウイスキーやビール、ワインを始め、ジンやウォッ

カまでと、着々とその幅を広げています。ただ、

正直、クラフトを付ければ何でもよくなってきてい

る感がありますよね。それと、勘違いしてはならな

いのが、クラフトとは、国産という意味ではないと

いうこと。クラフトとは、簡単に云うと手作りの

製品という意味合いがあります。そう、国産といえ

ば、常日頃思うのが、国産の物に愛着や安心感を

感じるのはわかります。しかし、国産であっても

日本人の口に合わない物はありますし、衛生面でも

同じことがいえると思います。私としては、良い物

は良いとしたいので、国産だとか、クラフトという

言葉の魔力に惑わされずに、その本質と潮流を見極

める努力をしているつもりです。まあ、つもりです

から、よく空回りますけどね 笑

前述した通り、クラフトとは手作り製品の事です。

これって、この流れがやってくる前から当たり前の

ようにやってきた職人さんたちに失礼ですけどね。

クラフト、クラフトって、枕詞のように出回って

ますけど、どの分野でもいえることは、当たり前で

あるということ。量産化が進み、ラインに乗って

しまえば品質は落ちます。これも当たり前。ただ、

言霊って凄いですよね。当たり前に名前が付くと、

途端に本格派としてカテゴライズされます。

ですが、さんざっぱらに貶しておいて、この度、

当店にもクラフトがやって参りました 笑

タイトルや画像にもあるように、奏(かなで)とい

う、サントリーが開発したジャパニーズクラフト

リキュールです。そもそも、この手の和素材リキュ

ールは今まで、ドーバー洋酒貿易会社という酒造

メーカーの独壇場でした。

このラベルをバーやデパートのお酒売り場で見かけ

た事がある方も少なくないはずです。和素材リキュ

ールという分野では、草分け的、且つ、唯一無二の

存在でした。サントリーのヘルメスというリキュー

ルシリーズもありましたが、力の入れようが違う印

象でしたね。

実はこの奏というリキュール。開発に携わった方か

ら製造の進捗状況を聞きかじっていた事もあり、

興味がありましたので、サンプルで味の方は確認

していました。ファーストリリースで、柚、抹茶、

白桃。少し遅れて桜が加わったので、現段階では

4種類になりますね。これ、本当に美味しいです

よ。欲を言えば、抹茶にもう少し強めの香りが欲し

いところ。それでも開発者の手作り感がきちんと

伝わってくる、クラフトの名に恥じない酒だと私は

思います。当店でも、ショート・カクテルやロン

グ・カクテル。ロック・スタイルにワインを使った

キール・スタイルなど、様々なスタイルのカクテル

を用意しておりますので、是非お試しになってくだ

さい。では、また、、