皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。
2月も半ば過ぎ、寒いんだか、暖かいんだか、凄ま
じい温度差で日々が過ぎ去っていきますね。飲まな
いとやっていられません 笑
さて、ここ近年、日本ではクラフトブームですね。
ウイスキーやビール、ワインを始め、ジンやウォッ
カまでと、着々とその幅を広げています。ただ、
正直、クラフトを付ければ何でもよくなってきてい
る感がありますよね。それと、勘違いしてはならな
いのが、クラフトとは、国産という意味ではないと
いうこと。クラフトとは、簡単に云うと手作りの
製品という意味合いがあります。そう、国産といえ
ば、常日頃思うのが、国産の物に愛着や安心感を
感じるのはわかります。しかし、国産であっても
日本人の口に合わない物はありますし、衛生面でも
同じことがいえると思います。私としては、良い物
は良いとしたいので、国産だとか、クラフトという
言葉の魔力に惑わされずに、その本質と潮流を見極
める努力をしているつもりです。まあ、つもりです
から、よく空回りますけどね 笑
前述した通り、クラフトとは手作り製品の事です。
これって、この流れがやってくる前から当たり前の
ようにやってきた職人さんたちに失礼ですけどね。
クラフト、クラフトって、枕詞のように出回って
ますけど、どの分野でもいえることは、当たり前で
あるということ。量産化が進み、ラインに乗って
しまえば品質は落ちます。これも当たり前。ただ、
言霊って凄いですよね。当たり前に名前が付くと、
途端に本格派としてカテゴライズされます。
ですが、さんざっぱらに貶しておいて、この度、
当店にもクラフトがやって参りました 笑
タイトルや画像にもあるように、奏(かなで)とい
う、サントリーが開発したジャパニーズクラフト
リキュールです。そもそも、この手の和素材リキュ
ールは今まで、ドーバー洋酒貿易会社という酒造
メーカーの独壇場でした。
このラベルをバーやデパートのお酒売り場で見かけ
た事がある方も少なくないはずです。和素材リキュ
ールという分野では、草分け的、且つ、唯一無二の
存在でした。サントリーのヘルメスというリキュー
ルシリーズもありましたが、力の入れようが違う印
象でしたね。
実はこの奏というリキュール。開発に携わった方か
ら製造の進捗状況を聞きかじっていた事もあり、
興味がありましたので、サンプルで味の方は確認
していました。ファーストリリースで、柚、抹茶、
白桃。少し遅れて桜が加わったので、現段階では
4種類になりますね。これ、本当に美味しいです
よ。欲を言えば、抹茶にもう少し強めの香りが欲し
いところ。それでも開発者の手作り感がきちんと
伝わってくる、クラフトの名に恥じない酒だと私は
思います。当店でも、ショート・カクテルやロン
グ・カクテル。ロック・スタイルにワインを使った
キール・スタイルなど、様々なスタイルのカクテル
を用意しておりますので、是非お試しになってくだ
さい。では、また、、