新型コロナウイルスとバーという業態。


 

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

今回は、もはや世界中で猛威を振るっている、コロ

ナウイルスとバーという業態、延いては、当店との

関連性について少し意見を述べさせて頂きます。

連日メディアで報道されている通り、世界中へと

拡散していったコロナウイルスですが、日本では、

政府による自粛要請の甲斐もあってか、被害は最小

限に抑えられています。個人的見解にはなりますが

、感染者数より、死亡者数が、現在のところ20人

程度というのは、世界でもトップクラスの危機回避

能力ではないでしょうか。うち半数はクルーズ船の

乗客であると聞いておりますので、実質10人程度

であるいう事になります。ただ、少人数とはいえ、

お亡くなりになっている方がいらっしゃるので、諸

手を挙げて喜ぶ事は不謹慎に値するのかもしれませ

ん。とはいえ、この数字は我々日本人の国民性を如

実に物語る、最良の結果ではないでしょうか。しか

し、こういった鉄壁の防御力を駆使すればするほど

、経済の方は顕著に悪化していきます。当然の結果

ですよね。コロナショックと云われるこの度の金融

危機は、2008年のリーマンショックと同等か

それを上回るとも云われています。ただ、リーマン

ショックは、経済のヒエラルキーからすれば、上段

から崩れていきましたので、末端までのタイムラグ

があり、その衝撃に気付かずに過ぎ去った方達も

多いかと思います。だが、今回は違う。まさに

川下から、非常にわかりやすく汚染が広がっていま

す。ドラスティックな自粛要請と風評被害によっ

て、末端の消費者は衝撃をまともにくらい、そも

そも、前述したリーマンショックや震災などの影響

で息切れ倒産が相次ぐと予想されていた、2019

年や、2020年である今年、とどめを刺された感

があります。既に中小企業や個人経営の会社や店舗

には諦めムードが漂い始め、取り分け、興行系や飲

食店などは非常に厳しい状態が続いており、もちろ

ん当店も例外ではありません。ですが、考えてみて

欲しいのです。そもそもオーセンティックという

看板を掲げたバーは、混み合う飲食店ではございま

せん。人との濃厚接触を避けつつ、ゆっくりと酒を

飲むには最適かと思います。ご新規の方々も含め、

この機会に、飲み方を変えてみるというのはいかが

でしょうか。今はただただ耐え忍び、悶々と日々を

過ごしている方も多いかと思います。近しい大切な

お仲間や恋人と酒を飲み、笑い、少しずつ日常を取

り戻して明日への糧としましょう。その過程の中

に、私共の存在が活かされれば幸いです。

では、また。当店にて、、