日別アーカイブ: 2020年10月26日

ヤングカリラと黒いエドラダワー。

 

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

どんなに世の中が、いや、世界がコロナ禍に

苦しみ続けていても、時は寸分狂わず刻まれ

ていきます。早いですね。もう 十月も後半に

入りました。ニュースではアメリカ大統領選

の模様が連日報道されています。いやぁ、

○○ンプさん面白いなぁ。陽性反応まで出し

ておいてあそこまで吠えなくてもいいのに。

どうやら劣勢の様ですけど、この方、前回

も逆転勝利を収めていますからね。最後の

最後までわかりませんな。はっきり言って

楽しみです 笑

さておき、私は己の仕事に従事したいと思い

ます。

この見慣れないボトルはロクストンズという

ボトリング会社のシングルモルトウイスキー

で、銘柄はカリラになります。熟成年数は

6年と短期熟成になりますが、アイレイ島の

モルトウイスキーは長期熟成であればいい

という常識だけではその個性を語る事は

出来ません。これはウイスキー。延いては

蒸留酒全般にいえる事ですが、樽熟成が長く

なればなるほど、荒々しさは失われ代わりに

深みは増すのですが、人の好みによっては

若く、荒々しい方が好みだという方も多数

おられます。特にバーボンウイスキーなどは

これに該当しますね。カリラという酒は短期、

長期、どちらに転んでもそれなりに結果は出せ

ていますけど、ことヤングカリラについては私、

良い思い出しかありません。ノンチルフィルタ

ー、カスクストレングス。剥き出しの若いカリラ

を是非お試しください。ワンショット1400円

でのご提供になります。

ボトルを横から見るとこんな表記が、、。

何を意図しているのかわかりません 笑

そしてこちらがシグナトリー社のエドラダ

ワー。この蒸留所は世界一小さい蒸留所として

有名です。2007年からシグナトリー社が

所有しているようなので、こちらもオフィシャ

ル扱いになるのでしょうか。

しかし、黒い。黒々としていますね。ナチュ

ラルカラーと表記があるので、カラメルの

色では無さそうです。その黒さから想像できる

ように、非常に濃厚な香りと甘さを持ち合わせ

ています。シェリー樽熟成、アンチルフィル

ターで、アルコール度数は46度。前述のカ

リラでも触れたこのチルフィルターですが、

冷却濾過の事です。樽熟成で発生した澱(おり

)などを取り除くために行う工程なのですが、

澄んだ琥珀色に戻せるというメリットがある

反面、香りや風味が一部損なわれるという

欠点を持っています。即ち、ノンチル、アン

チルとはこの工程をカットしているという事

を意味していて、冷却濾過を行なっていない

という事になります。所謂、生の状態での

瓶詰めですね。樽熟成してから、瓶詰めまで

の工程を極力削っていく事で、風味豊かなウイ

スキーを提供する事が可能になります。ノンチ

ル、アンチルのウイスキーは年々増えています

ね。これはカスクストレングス(樽熟成後の

加水をカット)と同様に、生のウイスキーへの

需要が高まってるという風潮なのでしょうね。

是非、アンチルの圧倒的な旨みをお楽しみ

下さい。こちらはワンショット1200円での

ご提供となります。

さて、今回はタイプの異なるスコッチウイス

キーを二銘柄紹介致しました。どちらも葉巻

との相性は良好です。葉巻を嗜む方もそうで

ない方も是非お試しください。では、また、、