皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。
二月に入ってからは快晴が続いて気温も上がり、
比較的過ごしやすいですね。今回はグラス修理
も兼ねて、グラスや備品を補充しに浅草のグラス
工房創吉さんにお邪魔しましたので、その様子を
少しお話します。
数年前に当ブログでも取り上げましたが、それ
以来、久しぶりの来店となりました。創吉さんは
通信販売もなさっているので、普段はそちらから
購入するのですが、用事が増えるとお邪魔する
流れになっております。しかし、この店はいつ
お邪魔しても緊張感があります。狭い店内の至る
所にガラス製品が置かれているので、いつまで
経っても緊張の糸が解れません 笑 小さな
お子様連れの方や、リュックサックを背負った
ままの方も散見出来ますが、気が知れませんね
笑 会話も憚られる、といった空気感ですから
笑 北海道小樽の硝子館を彷彿とさせます 笑
破損したグラスを修理に出して多少の世間話。
買い物を済ませたらそそくさと店を後にします。
酔って入ってはいけないお店ナンバーワンです 笑
そして緊張感が解れると途端に腹の虫が騒ぎ出し
ます 笑
今回訪れたのは、観光地としても名高い老舗の
洋食屋ヨシカミさん。休日ということもあり、
やはり混雑しており、30分待ちでしたが、
案ずることなかれ、時間を指定されて呼び出し
てくれるそうで、迷わず近隣の大衆酒場へと
駆け込みました 笑
前菜の帆立のカルパッチョと共にビールを煽り、
待ちに待ったビーフシチュー。赤ワインが進む
取り合わせですが、残念ながら冷えた赤ワイン
しか用意がなく、渋々ハーフボトルを注文します。
文句言いながらあっという間になくなりましたが
ね 笑 ビーフシチューは名物だけあって流石に
美味しいですね。深いデミソースにほろほろの
お肉。それだけではなく、ガロニ(付け合わせ)
の存在が光っていました。甘く煮たインゲン、
ニンジン、マッシュルームにお手製のフライド
ポテトと満足はしましたが、観光地特有のお高め
のお値段が少し気になりますかね 笑
迷いましたが、やはり注文してしまったオム
ライス。この日はカウンターの端に通されまし
たが、オープンキッチンの洋食屋でオムライスの
メイキングを見せるのは反則です 笑 私の滞在
時間だけで、7、8回は特大のフライパンでチキ
ンライスをひっくり返しておりました。ツートッ
プの焼き場の片翼はひたすらナポリタンを振り
続けている状況。もちろん交代制なのでしょうが、
一体、一日何回振るのでしょうか 笑 私も職業
柄シェイカーを振り続ける日はありますが、腱鞘
炎や肘の具合がとても気になってしまいました
笑 オムレツなどは私も作りますが、フライパン
のトントンの所作はプロもアマチュアもやはり
可愛らしいですね 笑 ほっこりします 笑
このあと、メンチカツを単品で注文し、脂ぎった
口内をジンリッキーでゆすいでおいとましまし
た。満腹過ぎて最後にうまく笑えていたかわか
りませんが、手厚く見送って頂き気分が良くなっ
てしまった私は、いつも通り、とっぷりと暮れた
夜の街へと消えてゆき、その日一日を台無しに
したのでした 笑
画像は雪国というカクテル。日本を代表する
カクテルです。新調したグラスに何を最初に注ぐ
か迷いましたが、真冬にぴったりなカクテル
ですね。こちらも以前、当ブログで取り上げまし
たが、創作したのは井山計一さん。山形県酒田市
のバーケルンのバーテンダーです。2021年
5月にお亡くなりになりました。享年95歳。
生涯をバーテンダーに捧げたわたくし共の大先輩
です。かなり遅くなってしまいましたが、追悼の
意を込めて献杯とさせて頂きました。皆さんも
是非、真冬の定番としてお試しください。
では、また、、
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