日別アーカイブ: 2023年2月7日

久々のグラス修理@浅草

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

二月に入ってからは快晴が続いて気温も上がり、

比較的過ごしやすいですね。今回はグラス修理

も兼ねて、グラスや備品を補充しに浅草のグラス

工房創吉さんにお邪魔しましたので、その様子を

少しお話します。

数年前に当ブログでも取り上げましたが、それ

以来、久しぶりの来店となりました。創吉さんは

通信販売もなさっているので、普段はそちらから

購入するのですが、用事が増えるとお邪魔する

流れになっております。しかし、この店はいつ

お邪魔しても緊張感があります。狭い店内の至る

所にガラス製品が置かれているので、いつまで

経っても緊張の糸が解れません 笑 小さな

お子様連れの方や、リュックサックを背負った

ままの方も散見出来ますが、気が知れませんね

笑 会話も憚られる、といった空気感ですから

笑 北海道小樽の硝子館を彷彿とさせます 笑

破損したグラスを修理に出して多少の世間話。

買い物を済ませたらそそくさと店を後にします。

酔って入ってはいけないお店ナンバーワンです 笑

そして緊張感が解れると途端に腹の虫が騒ぎ出し

ます 笑

今回訪れたのは、観光地としても名高い老舗の

洋食屋ヨシカミさん。休日ということもあり、

やはり混雑しており、30分待ちでしたが、

案ずることなかれ、時間を指定されて呼び出し

てくれるそうで、迷わず近隣の大衆酒場へと

駆け込みました 笑

前菜の帆立のカルパッチョと共にビールを煽り、

待ちに待ったビーフシチュー。赤ワインが進む

取り合わせですが、残念ながら冷えた赤ワイン

しか用意がなく、渋々ハーフボトルを注文します。

文句言いながらあっという間になくなりましたが

ね 笑 ビーフシチューは名物だけあって流石に

美味しいですね。深いデミソースにほろほろの

お肉。それだけではなく、ガロニ(付け合わせ)

の存在が光っていました。甘く煮たインゲン、

ニンジン、マッシュルームにお手製のフライド

ポテトと満足はしましたが、観光地特有のお高め

のお値段が少し気になりますかね 笑

迷いましたが、やはり注文してしまったオム

ライス。この日はカウンターの端に通されまし

たが、オープンキッチンの洋食屋でオムライスの

メイキングを見せるのは反則です 笑 私の滞在

時間だけで、7、8回は特大のフライパンでチキ

ンライスをひっくり返しておりました。ツートッ

プの焼き場の片翼はひたすらナポリタンを振り

続けている状況。もちろん交代制なのでしょうが、

一体、一日何回振るのでしょうか 笑 私も職業

柄シェイカーを振り続ける日はありますが、腱鞘

炎や肘の具合がとても気になってしまいました

笑 オムレツなどは私も作りますが、フライパン

のトントンの所作はプロもアマチュアもやはり

可愛らしいですね 笑 ほっこりします 笑

このあと、メンチカツを単品で注文し、脂ぎった

口内をジンリッキーでゆすいでおいとましまし

た。満腹過ぎて最後にうまく笑えていたかわか

りませんが、手厚く見送って頂き気分が良くなっ

てしまった私は、いつも通り、とっぷりと暮れた

夜の街へと消えてゆき、その日一日を台無しに

したのでした 笑

画像は雪国というカクテル。日本を代表する

カクテルです。新調したグラスに何を最初に注ぐ

か迷いましたが、真冬にぴったりなカクテル

ですね。こちらも以前、当ブログで取り上げまし

たが、創作したのは井山計一さん。山形県酒田市

のバーケルンのバーテンダーです。2021年

5月にお亡くなりになりました。享年95歳。

生涯をバーテンダーに捧げたわたくし共の大先輩

です。かなり遅くなってしまいましたが、追悼の

意を込めて献杯とさせて頂きました。皆さんも

是非、真冬の定番としてお試しください。

では、また、、

archives

創吉

雪国