皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。
雪がチラついたりと真冬日が続きますね。
タイトルにもある通り、今回は美術枠になり
ます。昨年の秋頃から、行かねばと頭の片隅に
置いていたものを、やっと消化して参りました
笑 お邪魔してきたのはモネ展 連作の情景。
今月の28日までとなっていたので駆け込む
ように上野へと足を運びました。開催していた
美術館は上野の森美術館。フェルメール展など
で何度も訪れていますので、勝手知ったるやと
ばかりに颯爽と当日券売り場まで詰め寄って
みれば。なんと人数制限の関係で2時間も
待つことに 笑
もちろん大人しく待っているほど人間が
出来ちゃいません 笑 毎度、美術展のあと
は上野藪そばで余韻を楽しむのですが、今回
ばかりは順番が変わります。
しっかりと熱々で燗してもらい、温まると。
何故かこの日はきしめんで締めました 笑
気を取り直して再びモネ展へ。今回サブタイトル
にもなっている連作の情景。これは一体どういう
ことかといいますと。
こちらの三作品はすべて、同じモティーフが描か
れています。イギリス、ロンドン滞在中の頃の
作品であるこれらは、モネの作品の中でも最も
有名な作品の一つである。ウォータールー橋に
なりますが、これらはタイトルに、それぞれ別
のサブタイトルが付けられています。
上から、曇り。夕暮れ。日没。と。そう。
つまり連作とは、同じモティーフを何枚も描く
作品ということになります。描く時間帯や季節。
天候なども含めて。一つの主題がみせる様々な
情景を描写することで、モネは新境地を見い出
したのです。ちなみに、ウォータールーは数あ
る連作の中でも最高枚数の、41枚が確認され
ているそうです。いったいどんな心境で描いて
いたのでしょうか。まだまだ足りないと考えて
いたのか、ほぼルーティン化していたのか。
まあ、凡庸な私には到底推し量れない境地なの
でしょうね 笑 霧深いロンドンの情景は幻想
的で、観るものを惹きつけます。
展覧会も佳境を迎え、撮影可能の作品がまた
数点。SNSの影響なのか、ここ数年の間に
撮影可能の展覧会が増えましたね。一昔前
までは撮影はおろか、会話さえ憚られる状況
でしたのに。最近は賑やかなものです 笑
さて、こちらは代表作である睡蓮ですね。
自邸の庭で栽培していたものを描いた最初期の
睡蓮になります。こちらは中央の睡蓮が中心に
なっておりますが、
こちらでは、睡蓮を栽培していた池全体を描い
ています。睡蓮関連もいくつかありますが、
このような作品も連作の範疇なのでしょうか。
この作品は睡蓮の池というタイトルになり
ますが、私は最初期の睡蓮が好みですね。同じ
モティーフでも、連作となると、好みが分かれ
ます。面白い考え方ですよね。19世紀後半
から20世紀初頭という時代背景からも、まさ
しく新境地。印象派の幕開けだったのでしょう。
さて、今回はモネの展覧会の模様をお伝えしま
した。当展覧会にはありませんでしたが、最後
は印象派の旗揚げにもなった作品。印象・
日の出でお別れです。では、また、、