モヒート。

皆さんこんにちは、シエールの岡本です。ジメジメした日が続きますが、

いかがお過ごしでしょうか。今回は夏目前とうことで、もはや夏の定番カクテル

となったモヒートについてお話をしたいと思います。

モヒートとは、キューバのハバナ発祥の、ラム、ミントの葉、砂糖、ライム

果汁を使ったカクテルです。今でこそ夏の定番になっていますが、私が駆け出し

の頃は同じミントの葉を使うカクテルとしてはミントジュレップのほうが断然

知名度が高く、お客様に注文を受ける頻度も圧倒的な差がありました。ですが

時代の流れとメーカー側の斡旋で今ではご周知のとおり、夏の定番カクテルにまで

その知名度を上げました。このカクテル。店やバーテンダーによって個性がかなり

顕れます。使うミントの葉の種類、ベースになるラムのタイプ。ミントの葉の

潰し方からソーダやトニックウォーターの有無。まあ、様々ではありますが、

美味ければ良いのです。自分に合ったモヒートを見つけましょう。ちなみに当店で

扱うミントの葉はスペアミントです。ミントの葉は他にペパーミントや

アップルミントなどがありますが、個性が強すぎるのでカクテルとしての

バランスが悪く、ベースや他の副材料の存在が希薄になるのであまり使いません。

砂糖は混ざりやすさを優先させてサトウキビのシロップで代用します。

ラムのタイプはゴールド。ラムの爽やかさと深みを兼ね備えたこのタイプが

モヒートにはベストです。続いてミントの葉の潰し方ですが、あまり強く

潰しすぎると香りが飛んでしまうので、繊維を少し破壊する程度にほどよく、

というのが一般論です。ですが、当店ではゴリゴリに潰してしまいます(笑)

潰した上に更に茶こしでこします。そしてモヒート液(勝手にそう呼んでます)

を作り、ラムを注いで軽くステアし、クラッシュドアイスを詰めます。

これはもう優先順位ですよね。ミントの葉を軽く潰せば香りはほどよく立つの

かもしれませんが、味わいに反映されません。香りは最後に飾るミントの葉で

充分なのです。もちろんモヒート液にも香りは充分にあります。かの文豪、

ヘミングウェイは乳鉢でゴリゴリに潰したミントの葉のモヒートを好んだとか。

これには激しく共感いたします。ミントの成分は香りだけではないのです。

そう、そして近年はソーダやトニックウォーターで満たすレシピが数多く

存在します。これは飲みやすいロングカクテルという体での売り方なのでしょう。

確かに女性やアルコールがあまり強くない方が口にするには少し強いカクテルなの

かもしれません。ただ、モヒートにはクラッシュドアイスを使います。俗にいう

ミストスタイルというものです。これは冷却力は強いものの、氷の溶ける速さが

かち割氷に比べて数倍速いです。溶けるということは薄まるということです。

ミストスタイルはロックスタイルと比べ、アルコール成分の強いものを、より

冷やし、より飲みやすくするための飲み方です。モヒートは酒精がやや強めの

カクテルになりますが、ミストスタイルにすることによってかなり飲みやすく

なっているのです。そこにソーダやトニックウォーターなどの副材料を用いて

しまうということは、氷が溶ける速さを更に加速させ、アルコールだけではなく、

味わいまでも薄まってしまい、もちろん、香りも減少します。ただ、劇的に

飲みやすくはなりますけどね。なるべく、副材料で割らないモヒートを

楽しんでいただきたいと思います。

最後になりますが、カクテルのレシピにモラルはあってもルールは存在しません。

ご自分に合ったカクテル。ご自分に合ったモヒートを探してください。

個性と理性のバランスが大事ですね。それと、当店にはシガー(葉巻)も用意して

おります。モヒートとの相性はかなり良好です。併せてお楽しみください。

では、また・・

 

追記:

飲みやすいモヒートをご所望の方はこちらも推奨いたします。

モヒートをスムージーにした、フローズンモヒート。

季節のフルーツを使っても楽しめます。バーテンダーに

お申し付けください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜の季節。

こんにちは、シエールの岡本です。

今年もまた桜の季節到来ですね。新しい生活をスタートさせる方も

多いのではないでしょうか。当店でも、新しいお客様との出会いを

楽しみにしています。是非遊びにいらしてくださいね。

さておき。桜といえば、お花見ですね。当店でも桜のカクテルをご用意して

お待ちしております。お花見のあとのクールダウンに是非ご利用ください。

では、また・・

桜のマティーニ、桜のモヒート。950円

バレンタイン。

こんにちは、シエールの岡本です。もうすぐバレンタインデーですね。

昨今の日本では2月はチョコレートの月といっても過言ではないでしょう。

女性の方は義理、本命、予算、パフォーマンス性など、頭を悩ませる季節でも

あるかと思います。そしてチョコレートといえば、当店には手作りのチョコレート

があります。個性的なシングルモルトウイスキーの代表格であるラフロイグという

酒を練り込んで作った手作りの生チョコレートです。洋酒のおつまみとしては

とても秀逸であると自負いたします。有名店の意匠を凝らしたチョコレートも

良いですが、バレンタインの日に異性をエスコートし、バーでチョコレートを

プレゼントというのも乙なもの。そんな風に感じる今日この頃です。

是非お試しを。それでは、また・・

 

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自家製ラフロイグの生チョコレート 900円

年末年始の営業日と25日の営業。

こんにちは、シエールの岡本です。

はやいものですね、今年も残りわずかとなってまいりました。

年内の営業ですが、例年通り30日までの営業となっております。

年始は4日から営業とさせていただきます。今月の25日(日曜日)は

通常営業となっておりますので、お近くにお立ち寄りの際は

是非ご利用ください。

では、また・・

 

クリスマスへ向けて。

こんにちは、シエールの岡本です。

2016年、今年のクリスマスは女性向けのサービスを

実施させて頂きます。12月1日(木曜日)から、12月25日(日曜日)営業日までの

期間、女性同士でお越しのお客様には、自家製の生チョコレートを

1品プレゼントいたします。女子会などのクールダウンに是非ご活用ください。

いつもとは違うクリスマスを演出してみましょう。では、また・・

暑中お見舞い申し上げます。

こんにちは、シエールの岡本です。

今年の夏は温度差が激しいですね。気を付けないと風邪を

引いてしまいそうです。ご自愛くださいませ。

さて、今年のお盆休みですが、例年通り、日曜日のみ

休ませていただきます。通常営業しておりますので、

是非遊びにいらしてください。では・・

ブラックルシアン。

ウォッカベースのカクテルで、ブラックルシアンというカクテルがございます。

ロックスタイルのカクテルで、ウォッカとコーヒーリキュールをステアするだけの

いたってシンプルなカクテル。最近なぜかよく注文されるので、今回はこのカク

テルについて語っていきたいと思います。

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一番右、ウォッカ(ストリチナヤ)

中央、イリィ、エスプレッソリキュール

一番左、ティアマリア、コーヒーリキュール

 

 

 

当店のブラックルシアンは画像にある酒で作っていきます。

4種類写ってますが、中央の2本は同じものですね。向かって左は

少し前のボトルで中身はもうありませんが、ちょっとした思い入れがあり、

捨てられずにとってあります。すみません、貧乏性なもので(笑)

しかし、この中央の新旧ボトル。味は変わりませんが、新ボトルには

エスプレッソリキュールという表記がありません。これは何故かというと、

イタリアではコーヒーといえばエスプレッソが当たり前なので、無表記で

構わないという、なんとも愛想のない理屈からくるものらしいです。

ですから名残惜しく思い、こうしてとってあるのです。ボトルの形状も

旧ボトルのほうが好きですね。なんだか、バベルの塔みたい。

元来、ブラックルシアンはウォッカとコーヒーリキュールのみで構成された

カクテルですが、当店の場合、コーリーリキュールのほかにこのエスプレッソ

リキュールを少し加えます。3対1の割合ですね。やはり苦みが特徴のエスプ

レッソですから、酒も苦みが利いてます。ウォッカとこのリキュールだけでも

いけますが、やはりそこは商品なので、味のバランスを考えてこのかたちに

おさまりました。少し苦みがあるのがおいしく、そしてお洒落なのです。

コーヒーリキュールは昔からティアマリアを使っています。当店にはカルアが

存在しません。カルアミルクはやはりよく注文いただきますので、置いておいたが

ほうが商売的には有利なのでしょうが、置きません。何故なら、嫌いだからです。

カルアファンの皆さま本当にすみません。昔、とあるバーのマスターさんと

こんな会話をしたことがあります。

マスター:「え、なに、カルアないの。よく頼まれるでしょ」

私:「頼まれるね。いちいち説明するのが面倒」

マスター:「じゃあ、置けばいいのに」

私:「置かない」

マスター:「なにそのこだわり。もっとほかに使ったら?」

私:「置かない。安っぽい合コンみたいだから」

マスター:「いいね」

私:「いいでしょ」

もはやコーヒリキュールの代名詞であるカルアは当店にはございません。

なんか、甘くておいしいですよね、あれ。しかし、ティアマリアのおいしさは

大人のおいしさです。大人の甘さです。と、まあ、余談が長引きましたが、

本題に戻しますと、当店のブラックルシアンはビルドスタイルではなく、ミキシン

ググラスでステアしてからオールドファッションドグラスに注ぎ、最後に削出しの

氷塊を沈めます。この処方が一番ベストな状態でお客様の手元にカクテルを届ける

ことができます。モアクール、モアビューティ。似たようなレシピのカクテルがた

くさんございますが、すべてこの処方、この精神で提供しています。だらだらと

書き綴りましたが、当店のブラックルシアン。一度お試しになってみてください。

葉巻にもよく合います。では・・

雨の日限定サービス。

こんにちは、シエールの岡本です。5月とはいえ

暑い日が続きますね。私はテニス焼けですでに浅黒いです。

ところで、これから梅雨の季節ということで、雨の日限定メニューの

無料サービスをさせて頂きます。ちょっとしたおつまみになれば幸いです。

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じゃがいものニョッキパルメザン チーズソース。

※画像のシェリー酒は付きません。