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ここ最近の新入荷。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

今年もあと二ヶ月と思うと気が急く思いです。

さて、ここ最近の新入荷です。

まずはオクトモアですね。もう13シリーズに

なりますか。時の流れを感じますね。今回のリ

リースはスコティッシュバーレイ、オロロソカス

ク、アイラバーレイの3銘柄ですが、ひとまず、

オロロソカスクのみの入荷です。アルコール度数

58.3度。フェノール値137.3PPM と、まあ、

変わり映えはしませんが、相変わらずの破壊力。

シェリーカスクならではのオイリーでコクのある

飲み口は葉巻にもベストマッチすることでしょう。

13番目のオクトモアを是非味わってください。

続いてこちら。リッチクォー ゴールド・オブ・

モーリシャス。アフリカの東。インド洋に浮かぶ

リゾート地。モーリシャス島産のラム酒です。

モーリシャス島は『インド洋の貴婦人』と呼ばれ、

世界有数のリゾート地として名高いようですね。

以前から気になってはいたのですが、正直。リゾ

ート地で製造される酒に信用を置いてはいなかっ

たので、先送りになっていました。ところが評価

は上がる一方。今更とはいえ仕入れてみれば、

噂に違わぬ美味しさに舌鼓を打ちました。半年

から一年だけポートスタイルのワイン樽で熟成

させてからフィルターを通すようですね。美味し

さの秘密はここです。甘さがくどくなく。それ

でいてポートの恩恵はしっかりと受けています。

割らずに生で頂くか、ロックで冷やして飲むこと

をお勧めします。是非お試しください。

そしてこちらが最後になりますが、トロワ・リ

ヴィエールのトリプル・ミレジム。ヴィンテージ

ものを三点ブレンドし、より芳醇なラム酒へと

進化させた逸品です。今回が4度目のリリース

となりました。その洗練された味わいは、数ある

フランスの海外県のラム酒においても秀逸で、

アグリコール製法の始祖たる銘柄といえるでしょ

う。こちらも割らずに召し上がってください。

さて、以上が最近のめぼしい入荷ですかね。

では、また、、

a piacere(ア ピアチェーレ)

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋と。秋が

深まりを増すと何かと食指が働きませんか。

今回、極めて恣意的にオーケストラを拝聴して

参りました。秋の高い空を眺めていたらいい音楽

が無性に聴きたくなったのです。手当たり次第

に探して辿り着いた曲目はみんな大好きベートー

ヴェンの交響曲第7番とそれに付随して8番。

私、実は7番をライブで聴いたことがなかったん

ですよね。あまりに有名な楽曲なので耳にする

機会が多いため、聴いた気になっていたのですが、

振り返ってみれば、ベートーヴェンのシンフォ

ニーは5番、9番しか経験しておりませんでし

た 笑 これはもう渡に船ということでチケット

を即購入。何せ締切日当日だったので末席も末席。

奥まった角の席を確保。まあ、それでも良いの

です。今回の私のテーマはア ピアチェーレ

(自由に、気ままに)ですから。下準備はなし。

たまさかに聴きたくなって、たまさかに席が取れ

て。あとは流れに任せてみる。そんな日もあり

ます。

さて、やって参りました。サントリーホールです。

コロナ禍もあり、ライブコンサート自体控えて

おりましたので随分とご無沙汰してしまいました。

最後に訪れたのは2014年か15年か。テニス

仲間の所属する楽団が開催した、これもまたベ

ートーヴェンの9番でした。

前説が終わり。楽団とコンサートマスターが揃う

と、速やかにチューニングが行われ、拍手と共に

コンダクターが入場し、間もなく交響曲8番の

演奏が始まりました。

今回指揮を取ったのはこの方。ピエタリ・インキ

ネン。オーケストラは日本フィルハーモニー交響

楽団です。インキネンさんはフィンランド出身の

ヴァイオリニスト。シベリウス音楽院にて学びを

深めたこともあり、演奏会ではシベリウスの曲を

指揮することが多いようです。現在は日フィルの

首席指揮者を務めています。私は今回演目だけで

チョイスしましたので、ほぼ場当たり的に聴かせ

て頂きましたが、普段シベリウスをなさっている

だけあって、7番8番共にとてもダイナミックに

指揮を取っていらっしゃいました。

演奏は8番を終え15分の休憩ののち、メイン

である7番の演奏に入ります。まずは長めのテュ

ッティ。一斉演奏から壮大に始まります。正直。

第一楽章は私好みの演奏ではなかったのですが、

第一楽章序奏から主題に入る手前に私の一番の

お気に入りパートであるフルートのソロがある

のですが、このパートを女性が担当なさっていて

くれたおかげで何とかモチベーションを維持出来

ました。こちらのパート。私は勝手に

〝小鳥のさえずり〟と呼んでいます 笑 静まり

返った場内にフルートの繊細な音色が響きます。

とても可愛らしいパートですので、出来れば女性

に。というのが私の個人的な願望です 笑

第一楽章は一貫してキャッチーなメロディライン

ですので、ドラマや映画にアニメでもよく使われ

ています。やはり爆発的に有名になったのは

『のだめカンタービレ』なのでしょうが、私の中

で印象が一番強いのは、SFアニメの金字塔。

『銀河英雄伝説』ですかね。銀英伝では第一楽章

だけではなく、第二、第四楽章も使用されており

ますので、非常に印象深いのです。あの壮大な

宇宙艦隊戦との相性は抜群でしたね。心が躍り

ます。

ノリの良い第一楽章を終え、曲は一転してメラン

コリックな第二楽章へと移ります。アレグロ(速

いテンポ)かアレグレット(やや速いテンポ)で

指揮者によって異なるらしいのですが、今回の

演奏は私の耳が確かなら、アレグレットであった

と思います 笑 しめやかに、まるでレクイエム

のような曲調ですから、速くする必要はないと

思うのですが。諸外国では葬儀でも使われていたり

するようですからね。こちらの楽章は管楽器の

フェードアウトで締めます。この辺りからオーケ

ストラにまとまりが出来てきました。第一楽章は

少し残念でしたからね。造詣が深い方達なので

しょうね。私の席の両サイドが深いため息を何度

も吐いていましたから 笑 まあ、仕方ない 笑

そして曲は再び一転して華やかな第三楽章へと

入ります。所謂、スケルツォです。速さはプレス

ト(極めて速く)で三拍の速いテンポに加えて

スタッカートの主題が続き、強弱の付け方や

休符の入り方が変わっているので飽きずに楽しめ

ます。独特の休符で唐突に終わり、一呼吸おいて

ダンサブルな第四楽章が幕を開けます。この楽章

はベートーヴェンが泥酔して作ったのでは、と

噂されるほど、力強く、激しい曲調なのです。

ロックであると評されることが多く、速さは

アレグロで、更にコン・ブリオ(元気よく)で

演奏されます。途中、短調に変わったり、

音が飛び跳ねたりと曲の表情の移り変わりが激し

く。とにかく、速いテンポで反復反復ですから、

こちらもヘッドバンキングが止まりません 笑

あの聴き手を巻き込むグルーヴ感はもはやクラ

シックの範疇を超えています。渋面を作った両

サイドの間で私だけ頭を振っているという奇妙な

絵面の中、演奏は文字通り大団円を迎え、大喝采

で幕を下ろしました。私は〝小鳥のさえずり〟を

奏でてくれたフルート奏者の女性を目で追いなが

ら席を立ち、この日一番の感動をくれた人物へ

黙礼し、会場を後にしました。

さて、演奏会が終われば腹ごしらえです。斜向か

いのカフェへと駆け込みました。ランチタイムが

終わってしまうからです 笑 この場所には以前

、オーバカナルというチェーン展開しているブラ

ッスリーが存在したのですが、どうやら2018

年に閉店したようですね。サントリーホールでの

演奏会の後は大抵の場合、オーバカナルで田舎風

テリーヌとスプリッツァで一杯やりながら演奏会

の余韻に浸っていたのですが残念。画像のカフェ

は同じ場所だからと、ほとんどルーティンように

吸い込まれました。スプリッツァを啜って一息

吐くと。演奏会の余韻が押し寄せてきます。

ベートーヴェンの交響曲には随所に対話が見受け

られます。7番だけではなく、6番(田園)など

が良い例でしょうか。私が感銘を受けたフルート

のソロパートにも、弦楽器との対話が用意されて

いて、旋律を掛け合いながら曲が進んでゆきます。

そう。まるで会話を楽しんでいるように。ここに

音楽の真髄をみます。音楽とは会話。曲を作る人

がいて、それを奏でる人がいる。我々はその方達

の声を、楽器を通して耳にし、話したければ賛辞

を与えて気持ちを伝えればいい。簡単なことなん

です。

つい考え込んでしまい。時計を見ればいい時間

です。この日は土曜日でしたから、私は仕事です。

小忙しく会計を済ませて外に出ると、気持ちの

良い風が体をすり抜けてゆきます。久々に気負う

ことなく良い時間を作れたことに大変満足しまし

た。皆さんも是非、空いた時間に忘れていた自分

らしさをもう一度見つけてみてください。堅く

考えず、思うがままに。そう。ア  ピアチェーレ

で。では、また、、

感染対策で発声が禁止されておりましたので

今ここで。Bravo!

ロジャー・フェデラー引退。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

随分と涼しくなってきましたね。過ごしやすい

のは良いのですが、季節の変わり目特有の体の

ダルさに見舞われている今日この頃です。

さて、唐突ですが、皆さん、ロジャー・フェデラー

というプロテニスプレイヤーをご存知でしょうか。

お客さまの中にはお話している方もいるかと思い

ますが、わたくし、プライベートでテニスを少々

嗜んでおりまして、そこそこ長く続けております。

そして先月、プロキャリア23年という長く鮮烈な

テニス人生にピリオドを打った彼を、心から敬愛

する信仰者の一人です。ロジャー・フェデラーと

いう名は、テニスに精通する者なら誰でも、いや、

テニス界にとどまらず、どこかで一度は耳にした

ことがあるのではないでしょうか。4大大会

(グランドスラム)のシングルスで20勝。

世界ランキング1位最長連続記録237週を

成し遂げたフェデラー史上最高のテニスプレイ

ヤーの一人とみなされています。しかし、

個人としましては、フェデラーの存在はその昔、

日本野球の王と長嶋に例えられたように、記録

よりも記憶なのです。もちろん全盛期の王さん

のように、世界記録更新という偉業を達成すれば

記録として後世に語り継がれることは間違いあり

ません。ですが、記録は王さんほどではないに

せよ、長嶋さんのウィットに富んだ記憶に残る

エンターテイナーとしてのプレイスタイルも、

それこそまさに永久に不滅です。これはプロの

アスリートとしてはとても大事なことです。所謂、

ヒーロー性というものを持っているかどうか。

記憶に残る名シーンをどれだけ残せるかどうか。

国民的な名選手ともなれば、一躍時の人となり、

その経済効果や思想は世界へと波及して、多くの

人々に様々な恩恵をもたらします。三十半ばから

始めたおじさんテニスプレイヤーの私にとって、

ロジャー・フェデラーは第二の青春のヒーロー

でした。そして彼が多くの人々のヒーローである

という理由ははっきりと数値化されています。

強ければいいという訳ではないのです。フェデ

ラーのグランドスラムでの勝利数は歴代3位に

なるのですが、この戦績が史上最高とはいかない

ものの、注目すべきはそのプレイスタイルなの

です。フェデラーはオールラウンドプレイヤーで

攻撃型の選手ですが、攻撃型の選手に多く見ら

れるアンフォーストエラーの数が、他の攻撃型

選手より、圧倒的に少ないのが特徴です。アン

フォーストエラーとは、簡単に言うと自滅型の

失点のことです。つまり、この数が少ない攻撃型

の選手は攻撃の成功率が高いということになり

ますね。世界で活躍するプロ同士の戦いではそう

簡単にエースは取れません。そこを取っていくに

は、針の穴を通すような、鋭くそして正確なショッ

トが必要になってきます。まあ、あれですよ。要

は必殺技の決まる確率が異常に高いわけです。

ヒーローといえば必殺技ですよね。これは万国

共通。老若男女も問いません 笑

日本では2018年のユニクロとの契約が話題を

呼びましたね。彼がユニクロのテニスウェアを

着てウィンブルドンでプレーしているのを初めて

目にしたときは、非常に気恥ずかしかったのを

覚えています。長年連れ添ったナイキという、

スポーツ界においては絶大な知名度と実績持つ

スポーツブランドを断ち切り、低価格競争に

奔走する日本の衣料メーカーと手を組むなど、

予想外にも程がありました 笑 フェデラーは

スイス出身ということもあり、高級腕時計メーカー

のロレックスとも契約しています。そんなセレブ

リティなイメージが払拭されて、彼を身近に感じ

ることが出来た反面。ユニクロのロゴが神聖な

芝生のコートで妙に浮いている気がして、日本人

としてそれが誇らしくもあり、照れ臭くも思えた

のです。

ちなみに、この大会は準々決勝で格下の選手に

あっさり敗北しました 笑 ユニクロよ、、。

そう思われてしまっても仕方がないのですが、

この頃フェデラーは絶不調でしたからね。準々

決勝まで進めただけでも御の字。そう。絶不調

といえば、こちらの画像でも確認出来ますが、

フェデラーがウィルソンの公式プロフィールには

ない謎の黒いラケットを使っている、とこの頃

噂になっていました。勝てない時期が続き、謎の

黒いラケットを使い、膝の痛みを訴えたのもこの

頃だったと思います。膝の問題は結局引退まで

引きずることになりました。この年。年初めの

全豪オープンで盟友のナダルと決勝を戦い、激戦

の末、見事勝利。2018年のこの勝利がグラン

ドスラム最後の優勝となったのです。

ラケットの話が出ましたので、私のコレクション

の中から二つ抜粋して紹介致します。まず上の

画像がウィルソンの n six one 95。フェデラーが

一番強かった時代。2004年〜06年のフェデ

ラーモデルのラケットですね。もちろん下位互換

です 笑 しかし、この頃私が超の付く初心者

でしたので、少し使いましたが、やはり腕前と

見合わず、直ちに初心者用のオーバーサイズに

切り替えました 笑 そしてその数年後。下の

画像のラケットが、ウィルソンの K SIX ONE TOUR

90。これは下位互換ではなく、フェデラーモデル

ですね。何を勘違いしたのか実践して使おうと

思っていたらしく、しばらくの間テニスの際に

持ち歩いていましたが、やはり名器は私を選んで

はくれず。徐々に眼福専用のラケットとなって

ゆき、今では自室のクローゼットの隅でひっそり

と時を重ねています 笑

そしてこちらが今でも愛用しているヘッドの

speed mp 2016。中級者向けですね。理想と現実の

狭間で活躍してくれた優れものです 笑

話が逸れましたが、画像はフェデラーの家族です。

母のリネットや妻のミルカ(元プロテニスプレ

イヤー)も枠に収まっていますが、やはり注目

すべきは最前列の子供達。正面左から女児が二人

に男児が二人並んでおりますが、この子供達。

何とそれぞれが双子です。2009年に双子の

女の子が誕生したときには、ああ、きっと、アメ

リカのウィリアムズ姉妹のようにテニスの道を

歩んでゆくのだろうなと想像していましたが、

その5年後。まさかの双子フィーバー 笑 男子

で双子のテニスプレイヤーといえば、これもアメ

リカのブライアン兄弟がいますが、もし四人とも

テニス界に入門。プロの世界で戦うとなれば、

前代未聞の双子ミックスダブルスが観られるか

もしれません 笑 年の差は五つですからね。

可能性としては充分にあります。残念ながら

年末年始にオーストラリアのパースで開催されて

いたホップマンカップ(男女混合国別対抗戦)

は2019年で終了となりましたが、いずれ何

らかのかたちで観たいものですね。フェデラーの

遺伝子を四通りも期待出来るなど、ファンとして

は夢のようですが、まあ、こればかりは本人達の

意思がありますから、今はただ、健やかに育って

欲しい、それだけですね。

さて、最後になりますが、ロジャー・フェデラー

の引退について私はこう考えます。

〝天才とは努力する凡才のことである〟

これはアインシュタインの言葉ですが、まさに

フェデラーにあてはまる言葉だと思うのです。

数多のメディアでフェデラーについてのコメント

を他プレイヤーや仲間達がするとき、皆口を揃え

てこう言います。「あいつは最高にいい奴だ」と。

天才テニスプレイヤー。孤高の戦士。レジェンド

など。様々な称号やイメージが彼にはあると思い

ます。しかし、根幹は〝最高にいい奴〟なのです。

フェデラーの家系はスイスでも中流階級で、けっ

して裕福な家庭に育ってきたわけではありません。

テニスは父親のロベルトが趣味で始めたことで

興味を待ちその才能が開花しましたが、御両親

は一度もプロになれとは言わなかったそうです。

若い頃は激情に任せてラケットを何本も叩き折り

ました。2000年にはシドニーオリンピック

で同じスイス代表であったミルカに恋をして一途

に愛し、子宝にも恵まれました。そう。振り返っ

てみても至って平凡なんです。もちろん巨額の

賞金を稼いできたわけだし、常人が体験できない

世界を見てきたのでしょうけれど、仲間達には

最高にいい奴と評され、若さに任せて怒りを露わ

にし、恋をしたら一直線で一途。そう。普通なん

です。素朴で愚直。しかしただ一つ非凡であっ

たのが、弛まぬ努力とそれを無駄にしない強い

意志。〝天才とは努力する凡才のことである〟

平凡な少年は片田舎の街から世界の頂へと上り

詰め。多くの人々に夢と希望を与えました。私

もその中の一人。この20年。どれほど心を

豊かにしてもらえたか言い知れません。

「完璧な旅だった。もう一度やり直したい」

引退試合で彼はこう言い残しました。是非この

完璧な旅を、後塵の選手達に継承してもらい、

テニス界を大いに盛り上げて頂きたい。まだまだ

語り尽くせませんが、今回はこの辺で。

では、また、、

先述した謎の黒いラケットの正体はこちら。

ウィルソン・プロスタッフRF97。

この前のモデルまでが派手な配色だったので

当時は試作品と勘違いした方も多かったよう

です。一旦黒白になりましたが再度黒黒へと

戻されました。理由は〝気分〟さすが王者 笑

 

10月の三連休。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

今週末の三連休は休日が異なります。

10月9日(日曜日)を営業日とし、翌日の

10月10日(月曜日)を休業日とさせて

頂きます。よろしくお願い致します。

では、また、、

ガリレオ劇場版第三弾。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

台風ばかりで気が滅入りますね。一刻も早く過ぎ

去ってもらいたいものです。

さて、今回はタイトルにもある通り、テレビドラマ

でお馴染みのガリレオシリーズの劇場版第三弾。

『沈黙のパレード』が前作の『真夏の方程式』から

およそ9年ぶりの公開ということで、わたくし

早速拝見して参りましたので、過去二作品と共に

振り返ってゆきたいと思います。

まず、ガリレオとは、東野圭吾原作の連作ミステリ

ー小説で、物理学者である湯川学が、あくまでも

科学にのっとって不可解な事件を解決してゆく

という、連続ミステリー小説の世界では型破りの

小説シリーズです。それまで日本の連続ミステリー

小説といえば、某電車か、某寺か、某霊柩車。

猫なんかもありましたね 笑 まあ、そんな分野

でしたからね。ここまで科学を駆使して整合性の

取れたミステリーシリーズを私は知りません。

元々東野さんは文学系ではなく、電気工学の畑から

小説家になった経緯がありますから、ガリレオだけ

ではなく、電気工学に基づいた作品は他にも多々

あります。本作品は皆さんご周知の通り、主人公の

湯川学を俳優の福山雅治さんが演じ、絶大な高視聴

率を記録して、東野圭吾さんの小説家人生でも節目

になった、第134回直木賞受賞作品。『容疑者X

の献身』の映画化にまで漕ぎ着けました。200

8年。この作品が現在に至る三作目のガリレオ

ムービーシリーズの一作目となりました。

言うまでもなく名作です。ガリレオムービーの秀逸

さといえば、原作を裏切らずに映画としての完成度

もしっかり高いという、ほぼ完璧な仕上がりを

誇っているあたりでしょうか。キャラクター同士

の立ち位置の相違などは全く気になりません。

テレビドラマではフジの月9枠でしたから、数字の

ためなら原作ではみられない多少の色恋沙汰や

シーンの割愛はご愛嬌。

本作は天才物理学者と天才数学者の対決という

触れ込みで話題を呼びましたが、天才と称される

科学者達が愛や友情といった、ロジックだけでは

解決出来ない極めて心情的なぶつかり合いを学者

ならではの独特な距離感でみせてくれます。この

あたりの機微もまた見どころではないでしょうか。

主人公湯川の同胞にしてライバル。天才数学者の

石神を演じたのは俳優の堤真一さん。石神は母親

の病をきっかけに研究の道を断念し、一介の数学

教師として生きてゆきますが、うまく世の中に

溶け込めずに孤立してゆきます。正直なところ。

本作の主人公は湯川ではなく石神です。どの作品

でも結果を出してきた堤さんですが、本作でも

名だたる賞をいくつも受賞し、湯川とは対象的に

人生の落伍者である石神を見事に演じ切っており

ました。

人は才能を活かしきれず、己を異端だと感じた

とき、絶望と引き換えに、こんな風に無償の愛を

手に入れることが出来るのかもしれません。まだ

ご覧になっていない方は是非一度ご視聴ください。

続きまして、こちらが2013年に公開となった

『真夏の方程式』。ガリレオムービーの二作目と

なった訳ですが、こちらの作品は賛否が非常に

顕著に分かれます。タイトル通り、季節は真夏で、

海辺の町が舞台となっており、夏休みに帰省する

少年が物語のキーパーソンとなってゆくのですが

、当時子供に何をやらせているんだという批判の

声が多く聞かれました。まあ、その通りなのですが

、私は肯定派ですからね。モラル問題はさておき、

湯川と少年の掛け合いはとても微笑ましく、特に

夏休みの自由研究のエピソードは見るものが童心に

帰り、ワクワクしながら見守ったはずです。要する

に、少年を起用するにあたって、批判する要素よ

り、賞賛を与える要素の方が優っているという

ことです。まあ、あくまでも私の見解ですけれど。

本作品は舞台となっている玻璃ヶ浦(はりがうら)

という架空の海を開発事業から守るという本筋の

テーマがあり、海洋生物の環境問題についての

説明会では、海底鉱物資源開発の海底ボーリング

事業者側と、地元民の反対派、賛成派による三つ

巴の論争がその後も物語の中心となって進んで

ゆきます。湯川はその説明会の有識者として参加

しており、説明会初日の夜、宿泊先での不可解

な殺人事件に巻き込まれてゆくのでした。

地元の反対運動のリーダー。成美役を女優の杏さん

が演じています。玻璃ヶ浦という海は静岡県の

西伊豆や愛媛県の松山市がモデルとなったよう

です。良く日焼けした杏さんのシュノーケル姿は

健康美そのもの。前作、『容疑者Xの献身』では、

石神、湯川の雪山登山が非常に印象的でしたが、

本作では、成美と湯川のシュノーケリングシーンが

用意されていて、珊瑚や色とりどりの小魚など、

マリンレジャーならではの美しさも楽しめます。

その他、キャスト陣はこの当時でもベテラン揃いで

見応えは充分にあります。特に白竜さんのお芝居は

目を見張るものがありますよ。あの方怖さだけでは

ないのですね 笑

犯罪とは、犯す者、犯される者の器の大きさに

よってその性質が大きく変わってしまうもの。

司法や刑法だけでは推量れない不思議な感覚に

囚われる、そんな作品でした。賛否両論の問題作

だとは思いますが、私はしっかり感動し、滂沱の

如く涙しました 笑 こちらも是非ご覧になって

ください。

さて、最後になりますが、こちらが現在劇場版が

公開中の『沈黙のパレード』となります。

沈黙は金なりという格言がありますが、こちらの

作品はまさに、沈黙を金に変えた鬼畜の事件簿

になります。過去と現在と、ある二つの失踪殺人

事件の容疑者である蓮沼寛一役を俳優の村上淳さん

が演じています。黙秘権を最大限に利用し、所謂、

〝完全黙秘〟に徹した鉄の心臓を持つ酷薄なモン

スター蓮沼を見事に演じております。非常に重要

な役どころですので注目しておりましたが、

原作とはまた一味違う蓮沼ではあるものの、物語の

元凶でありながらも、苦悩など一切無縁で、自由で

あり続け、冷笑的に世を儚むその悪辣さ。という

点では、はまり役だったのではと私は思います。

村上純さんはモデル出身でお歳の割に面立ちが

可愛らしいので、ヒール役としてはどうなのかと

心配しておりましたが、ひとまず及第点はクリア。

といったところでしょうか。

さて、本編を拝見させてもらい。率直な感想と

致しましては、正直、物足りないですね。

しかし、これには理由がありまして、原作者の

東野圭吾さんが公言しておりましたが、本作は

ガリレオシリーズの集大成になるそうです。です

から原作である小説もページ数も含めてかなりの

ボリュームに仕上がっているのです。トリックの

緻密さや人間関係の構成があまりに複雑で、今の

邦画界の常識的な枠では尺が足りていません。

2時間10分とけっして短くはない上映時間なの

ですが、それでもやはり詰め込みきれなかったの

でしょうね。今思えば、原作ですら書き足りてい

ないのでは、と想像出来るくらい、根の深い作品

なのです。それと個人的には、原作に三度ほど

登場するショットバーのシーンがまるで用意されて

いなかったのには酷く落胆しました。一作目の

『容疑者Xの献身』では、石神宅で湯川と石神が

酒を酌み交わすシーンがあり、原作では日本酒で

あったものが劇場版ではシングルモルトウイスキー

のボウモアに置き換えられていたのが印象的でし

た。『沈黙のパレード』では、湯川が同じくシング

ルモルトウイスキーのアードベッグをソーダで

割っています。福山さんはプライベートでもバー

を好み、洋酒を嗜むと聞いています。憶測でしか

ないのですが、原作が福山さんに寄せた結果の

バーシーンだったのではないかと思うのです。

とても楽しみにしておりましたのに残念でなり

ません。まあ、代わりにファミリーレストランで

旨そうなかき氷を頬張っていましたがね 笑 この

シーンは原作にはない、福山さんと内海薫役の

柴咲コウさんのおよそ9年ぶりの再会一発目の

掛け合いになった撮影だったようです。丁々発止に

コミカルなお芝居をするお二人を目の当たりに

すると、当時が一瞬で蘇ります。湯川と内海の

久々の再会シーンなので、福山さんと柴崎さん

の9年ぶりの再会とリンクさせたシーンだった

のでしょうね。

〝沈黙は連鎖する ─それは罪か、愛か〟これが

本作のキャッチフレーズとなっています。さて

どうなのでしょうか。その答えは作品の中に。

私は黙秘します 笑 キャスト陣はベテラン勢を

含め、豪華な顔ぶれであるし、完成度はやはり高い

映画ですので、皆さんも是非ご覧になってくださ

い。

最後になりますが、ガリレオムービーはここで一旦

幕引きのようです。コロナ禍に入ってしまったり

とかなりの時間が経過しましたが、計り知れない

ほどの感動を与えられました。もちろん三作品とも

素晴らしく、テレビドラマシリーズのように余計

な描写がありませんので、原作も含め私は劇場版を

お勧めします。

東野圭吾にはハズレがない。などとよく耳にします

。どれほどの研鑽を積み、どれほどの柔軟性が

あればこれだけの数のヒット作を生めるように

なるのでしょうか。凡庸な私には想像も付きませ

んね。毎度毎度、驚嘆の念を禁じ得ません。

ミステリーとは人の心です。人の心がミステリーを

呼ぶのです。しかし、これほど血の通った作品を

生み出す理数系畑の作家さんも珍しいですよね。

今後のご活躍を祈りつつ、今回はこの辺で。

では、また、、

営業時間の変更。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

9月12日(月曜日)。本日から営業時間が変わり

ます。新しい営業時間は、19時〜3時までとなり

ますので、よろしくお願い致します。

では、また、、

ただ、懐かしいというだけで入荷。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

いや〜夏本番ですね。意識をしっかり持たないと

暑さで気を失います 笑

さて、今回はいくつか入荷のお知らせです。

まずはこちら、リンクウッドの12年。ユナイテッ

ドディスティラーズ社の花と動物シリーズですね。

懐かしい、、。私、スコッチのシングルモルト

ウイスキーは駆け出しの頃、当時のお客様に遊びで

ご馳走様してもらい、個性の強いアイラモルトから

入ったんですよね。何もわからない私は痩せ我慢し

ながら、「これもありですよね」とか格好をつけて

いました 笑 そんな日々に私の心の拠り所と

なったモルトウイスキーがこちらのリンクウッド

です。なんて飲みやすいんだ、こっちが普通だろ、

と、お客様に遊ばれながら内心憤っておりまし

た 笑 私にとってはオフィシャルボトルよりも

こちらの方が馴染み深いですかねぇ。そもそも

花と動物シリーズとは、そのウイスキーの蒸留所

にちなんだ花や動物をラベルに描いていて、選ばれ

るウイスキーは大概、ブレンド用(ブレンデッド

ウイスキーに使用)のウイスキーになるので、

オフィシャルボトルが少ない、もしくは無い銘柄

が多いのです。リンクウッドの場合、描かれた動物

は、蒸留所近くにある貯水池に訪れる白鳥になり

ます。花と動物シリーズは他にもいくつかあります

が、ラベルに描かれている花や動物を愉しむのも

また一興です。リンクウッドの白鳥はつがいに

なっているのが特徴的ですね。テイスティング

ノートとしては、微かなピートにりんご酸を感じさ

せるこのフルーティな甘さは、UD社のリンク

ウッドならではのテイストです。皆さんも是非召し

上がってください。

続きましてこちらはグレンキンチーのダブル

マチュアード12年。ダブルマチュアードとは、

通常熟成を行なった後に、樽を移し替えて再度

熟成させる、所謂、後熟のことをいいます。

このグレンキンチーにはシェリー樽を使っており

ますが、通常、ウイスキーの熟成に使用するのは

オロロソという、やや甘めでコクのあるタイプの

シェリーなのですが、こちらの銘柄にはアモンティ

リャードという、シェリー酒の中ではフィノ、マン

サニージャに次いで二番目にドライなタイプの

シェリーの樽を使用することによって、モルトウイ

スキーのシェリーカスクによくあるコク旨タイプ

ではなく、非常に上品でメロウなウイスキーに

仕上がっており、他のエリアでは見ないローランド

モルトの特徴である三回蒸留(通常は二回)との

相性が抜群です。三回蒸留とシェリー樽のシナジー

を皆さんも是非体験なさってください。

さて、今回はこんなところですかね。夏休みの期間

は人それぞれでしょうが、また元気な姿を見せて

ください。では、また、、

先日、たまさかに立ち寄ったレコード店で掘り出し

物を発見。ずっと欲しかったアルバムのLP版を

購入することが出来ました。しばらくこれしか

掛からない店になりそうです 笑

お盆の営業日。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

今週はお盆休みの週ですね。当店も営業日に

多少変更がございますので、お知らせしておきま

す。まず、8月11日(木曜日)から週末までは

通常営業になります。翌週の8月14日(日曜

日)、8月15日(月曜日)は連休とさせて

いただきますのでよろしくお願い致します。

今年は行動制限なしのお盆休みですね。皆さんも

事故などに気をつけて、ゆっくりと羽を伸ばして

ください。では、また、、

新入荷。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

蒸し暑い日が続きますね。夏本番て本当に来る

のでしょうか。

さて、新入荷のお知らせです。まずはこちらの

スコッチウイスキー。

スペイバーン 2006 シングルカスク。

スペイサイドエリアの蒸留所。スペイバーンより、

2006年ー2019年のシェリーカスクが

やってきました。こちらのシリーズは初めての

入荷になりますかね。アルコール度数は52.5度

と、少々高めですが、シェリーカスクの旨味が

非常に伝わりやすいアルコール度数かと思います。

香りはプラムのようにフルーティ。風味は香ばしい

ダークチョコレートのように洗練された甘さが

あります。葉巻にもよく合いますね。シェリー

カスク好きの方は是非。

そしてこちらは国産のクラフトリキュール。

神奈川県相模原市緑区の酒造メーカー。伊勢谷

酒造さんのスカーレットになります。向かって右が

カスクマリッジ。左がヴェルデアマーロといい

まして、どちらの銘柄も個性の強い薬草酒となって

おります。カスクマリッジの方はセカンドシーズン

ですかね。ヴェルデアマーロはファーストシーズン

になるようです。数ヶ月前から気にはなっていたの

ですが、先日他所でたまさかに頂きまして、美味か

ったので入荷してみました。製造から瓶詰めまで

すべてハンドメイドでこなすリキュールはやはり

辰巳蒸留所のアブサンを彷彿とさせますよね。

こちらも負けず劣らずの手作り感を味わうことが

できますよ。カスクマリッジはアメールビコンなど

と同系になりますかね。より複雑に仕上がっている

ように思います。ヴェルデアマーロは原料に

ニガヨモギが含まれておりますので、やはり、

アブサンと同系になるでしょうか。ボトルに

ニガヨモギがインしているので、見た目もその

テイストもかなりのインパクトがあります。

作り手は元バーテンダーですから、どちらも

こだわりどころがしっかりと表現されている上質の

リキュールです。飲み方としては、炭酸系で割るも

よし、オンザロックやカクテルの副材料にしても

美味しく頂けますが、どちらもアルコール度数が

それほど高くはありませんので、まずは、ストレー

トでお飲みになってみてはいかがでしょうか。

数種類の個性的な原材料が複雑に絡み合いながら

も、それぞれがしっかりと主張しているので

楽しめると思います。薬草酒が好きな方は是非

お召し上がりください。

さて、今回は以上になります。感染者数が異常な

数字になってきましたが、基本的な感染対策を

しっかりとして日々を過ごしましょう。

では、また、、

ヴェルデアマーロにぶら下げてありました。

元バーテンダーならではの気遣いですね。

嫌いじゃない 笑

辰巳蒸留所についてはコチラをどうぞ。

7月の3連休。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

まるで梅雨に逆戻りしたかのような天候ですが、

如何お過ごしでしょうか。私はこの空模様ように

どんよりとしております。

さて、今週末からの3連休の営業日を少し変更

致しますので、御報告です。通常は日曜日に

お休みを頂いておりますが、今週末は営業致し

ます。よって、7月17日(日曜日)は

18時〜2時まで営業し、翌18日(月曜日)を

休業日とさせて頂きます。あいにくの天気ですが、

よろしければお待ちしております。

では、また、、