月別アーカイブ: 2016年4月

Barと蕎麦屋2

こんにちは、シエールの岡本です。前回に引き続き、『いちご庵』を

紹介していきます。

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『白魚と菜の花の玉子とじ』。季節ものですね、絶品でした。

玉子とじなので白魚がわかりにくいですが、たっぷりと使われています。

だしをハマグリでとっているので、魚介のうまみがたまりません。

おつゆまで一滴も残さずいただきました。

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このハンバーガーのような代物。ほとんど興味本位で注文しましたが、

実はこれ、がんもどきを焼き上げてパンのように仕立てたがんもどきの

バーガー。『がんもバーガー』です。中にはタコスミートが挟んであります。

もちろん文句なしにおいしいのですが、謎でした。マスターの遊び心ですね。

第2弾だということでしたので、1弾が気になりましたが、聞きそびれました。

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『山の芋とそば粉の落とし揚げチーズミックス』です。

もちろんうまかったのですが、蕎麦の前ということもあり、

印象が正直薄いです・・。蕎麦いきましょう。

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十割です。お客様二人はそれぞれ、せいろ、鴨せいろを注文しました。

私の場合、この店での蕎麦はほぼ網羅しているので、目新しかった

くるみ蕎麦を注文しました。おそらく、一般的なのは二八蕎麦だと思われ

ます。何故かというと、まずはじめに食感。そして蕎麦を打つときの難易度と

いうところでしょうか。食感はやはり硬めです。蕎麦はご高齢の方も多く食され

ます。そこに硬めである十割はやはり受け入れられにくいといえるでしょう。

難易度としては、生粋の蕎麦職人ならいざしらず。ぽっと出の若職人には少し

荷が重いと思われます。実際、私も二八を打ったことがありますが、かなり苦労

しました。二八でさえ厳しいのです。十割はつなぎである小麦粉を使いません。

ファーストフード店でもそれなりの蕎麦を出してくる昨今、つなぎを使わないとい

う蕎麦は一般的ではないのです。しかし、だからこその十割。そば粉のみなので、

やはりうまいです。香りも違います。食感も私は好きです。この店を数年見て

きて、蕎麦に関しては紆余曲折ありました。二八や九割の頃も知っています。

けれども今は十割に帰着しました。原点は十割だとか、歴史があるとか、

そんなことはどうでもいいです。もっと単純です。うまいんです。

できるだけ長く、この店で十割を食したいですね。これはもう願いです。

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せいろといえば、そば湯ですね。〆です。この店のそば湯はご覧のとおり、

粘着質です。ドロッとしています。これは単にゆで汁を使っているわけでは

なくて、そば湯を分けて作っているのです。確かにうまいですし、私は

好きです。ですが、ここは賛否あると思います。そば湯は夜蕎麦において

クールダウンの役割を担っています。それにしてはインパクトありすぎですね。

サラッと終われません。ですが、そば湯にまでこだわりをみせる店には敬意を

表したいですよね。画像のとおり、酒もそば湯割にチェンジです。

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さて、そば湯も堪能してそろそろお暇します。

Barと蕎麦屋。業態は違えど、趣は一緒です。

こだわりがある人、ない人、嗜好品については様々ですが、

ときおりやる気をみせるといいことあるかもです。

では・・

 

いちご庵 東京都板橋区幸町 TEL 090ー3909ー7701

Barと蕎麦屋。

こんにちは、シエールの岡本です。今回は店を離れ、先日、仲良くさせていただい

ているお客様二人と訪れた蕎麦屋の紹介を数回に分けてしたいと思います。

とかくBarに通っているお客様の傾向として、嗜好品にこだわりが強い好事家の

方が多く見受けられます。まあ、ジャンルは問わずですが、お話ししていると蕎麦

好きの方も多く、何でしょう、店に対する向き合い方ですかね、Barに通ずるも

のがあるのかもしれませんね。今回は『いちご庵』という私のお気に入りの蕎麦屋

を語っていきます。

    メニュー

私がこの店を訪れるのは基本、夜ですね。夜蕎麦です。まあ、呑むって

ことです。以前は夜しか営業していなかったこの店ですが、今では昼も営業して

いるみたいです。この佇まい。いいですね。住宅街の真ん中にひっそりと開けてい

る店です。内装の写真は撮ることができませんでしたが(忘れてただけで

す・・)、なかなか瀟洒な造りをしております。

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突出しです。蒟蒻とマグロのさつま揚げの辛味和えですね。

いきなり旨いです。さすがです。大好きです。のどが渇いて

いたのでビールを注文し、これだけでハートランドの大瓶2本

いかせていただきました。

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これです。これなんです。夢に出てきました、これ。『うちのチータラin数の子

スモーク』とマスターは命名しておりました。inというより、onですけどね。

これ、下に敷いてあるのがチータラ(チーズ鱈)シートです。それをパリパリにな

るまで焼いてハーブ系のクリームチーズと数の子のスモークを載せ、仕上げにオ

リーブオイルを少量かけてあります。絶妙なハーモニーってこういうことなんだと

思います。以前、いぶりがっことクリームチーズという組み合わせに感動しました

が、それを越えましたね。酒のあてには最高です。2皿いきました。

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この辺りから蕎麦焼酎に切り替えました。冷える夜でしたので、

お湯割りですね。Barではお湯割りのことをトディーと呼びます。

それにしても何でしょうこの手つき。撮影に気負いしたのか、バーテンダー

さながらの所作ですね。ご協力ありがとうございました。次回はまた数品、

いければ蕎麦まで語っていきたいと思います。では・・