今週末の営業日。

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

今週末の連休ですが、2月11日(日曜日)は

19時〜2時まで営業致します。代休として、

2月12日(月曜日)がお休みになりますので

、ご留意ください。では、また、、

100%モネ。

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

雪がチラついたりと真冬日が続きますね。

タイトルにもある通り、今回は美術枠になり

ます。昨年の秋頃から、行かねばと頭の片隅に

置いていたものを、やっと消化して参りました

笑 お邪魔してきたのはモネ展 連作の情景。

今月の28日までとなっていたので駆け込む

ように上野へと足を運びました。開催していた

美術館は上野の森美術館。フェルメール展など

で何度も訪れていますので、勝手知ったるやと

ばかりに颯爽と当日券売り場まで詰め寄って

みれば。なんと人数制限の関係で2時間も

待つことに 笑

もちろん大人しく待っているほど人間が

出来ちゃいません 笑 毎度、美術展のあと

は上野藪そばで余韻を楽しむのですが、今回

ばかりは順番が変わります。

しっかりと熱々で燗してもらい、温まると。

何故かこの日はきしめんで締めました 笑

気を取り直して再びモネ展へ。今回サブタイトル

にもなっている連作の情景。これは一体どういう

ことかといいますと。

こちらの三作品はすべて、同じモティーフが描か

れています。イギリス、ロンドン滞在中の頃の

作品であるこれらは、モネの作品の中でも最も

有名な作品の一つである。ウォータールー橋に

なりますが、これらはタイトルに、それぞれ別

のサブタイトルが付けられています。

上から、曇り。夕暮れ。日没。と。そう。

つまり連作とは、同じモティーフを何枚も描く

作品ということになります。描く時間帯や季節。

天候なども含めて。一つの主題がみせる様々な

情景を描写することで、モネは新境地を見い出

したのです。ちなみに、ウォータールーは数あ

る連作の中でも最高枚数の、41枚が確認され

ているそうです。いったいどんな心境で描いて

いたのでしょうか。まだまだ足りないと考えて

いたのか、ほぼルーティン化していたのか。

まあ、凡庸な私には到底推し量れない境地なの

でしょうね 笑 霧深いロンドンの情景は幻想

的で、観るものを惹きつけます。

展覧会も佳境を迎え、撮影可能の作品がまた

数点。SNSの影響なのか、ここ数年の間に

撮影可能の展覧会が増えましたね。一昔前

までは撮影はおろか、会話さえ憚られる状況

でしたのに。最近は賑やかなものです 笑

さて、こちらは代表作である睡蓮ですね。

自邸の庭で栽培していたものを描いた最初期の

睡蓮になります。こちらは中央の睡蓮が中心に

なっておりますが、

こちらでは、睡蓮を栽培していた池全体を描い

ています。睡蓮関連もいくつかありますが、

このような作品も連作の範疇なのでしょうか。

この作品は睡蓮の池というタイトルになり

ますが、私は最初期の睡蓮が好みですね。同じ

モティーフでも、連作となると、好みが分かれ

ます。面白い考え方ですよね。19世紀後半

から20世紀初頭という時代背景からも、まさ

しく新境地。印象派の幕開けだったのでしょう。

さて、今回はモネの展覧会の模様をお伝えしま

した。当展覧会にはありませんでしたが、最後

は印象派の旗揚げにもなった作品。印象・

日の出でお別れです。では、また、、

新入荷。再入荷。

皆こんにちは、バー シエールの岡本です。

新入荷。再入荷。いくつかご紹介してゆきます。

まずはスコッチ。シングルモルトウイスキー

から。ADラトレー社のブナハーブン スト

イーシャ9年。樽はバーボンホグスヘッド。

オフィシャルのブナハーブンはアイラモルト

ではノンピートとして有名な銘柄ですが、

こちらはかなり個性強めですね。シェリー

カスクも良いですが、バーボンホグスヘッド

の仕上がりもやはり捨て難い。洗練された

塩っぽさ、柑橘を思わせる深い抜けが心地よい

逸品です。ノンチル、ノンカラー、カスク

ストレングス。是非お試しください。

続きましてこちらはラム酒。ラムネイション

グアテマラ XO 20周年 アニバーサリー

エディション。イタリア系ボトラー、ロッシ&

ロッシ社による、こちらはグアテマラ産のラム

酒をボトリングしました。ロッシ&ロッシも

20周年なのですね。それにしても久々の

ラムネイション。10年以上は見なかった

ですね。今後はしばらくの間継続してリリース

するらしいです。楽しみですね。こちらの

XO。とにかく上質なスイーツを食してるかの

ような錯覚を覚えるほどの逸品です。オロロソ

、ペドロヒメネスの樽で熟成。シェリーカスク

の恩恵をわかりやすく受けている甘口のラム酒

です。お試しください。

最後は再入荷。こちらも久々ですね。スコ

ッチシングルモルト。ハイランド地方のダル

ウィニー15年です。ダルウィニー蒸留所は

世界最高地の蒸留所として有名ですが、その

穏やかな味わいからか、比較的マイナーな

銘柄です。仕込み水には、雪解け水を使い、

長くも短くもない、この15年熟成が主力

商品となっています。熟成樽はリフィルバーボ

ン。現在では、オロロソシェリーとバーボンの

ダブルマチュアードも製造されておりますが、

ダルウィニーといえば、この15年ではないで

しょうか。根強いファンも多いです。私もその

中の一人。是非皆さんもお試しください。

さて、今回はこの辺で。では、また、、

今週末の営業日。

新年あけましておめでとうございます。

バー シエールの岡本です。今週末、

1月7日(日曜日)は営業致します。

代休として、1月8日(月曜日)がお休みと

なりますので、ご留意くださいませ。

本年もよろしくお願い致します。

では、また、、

歓喜の歌。2023。

 

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

今年も年末に第九の聴き納めです。第九はけっし

て年末だけの楽曲ではないのですが、もはや

風物詩となった現代では、歓喜の歌を聴かなけ

れば年は越せません 笑

さて、今年も池袋の東京芸術劇場です。今月の

頭に、同劇場でソプラノ歌手の森麻季さんが

出演する第九が予定されていて、一ファンとして

は、そちらを優先すべきだったのですが、どうし

ても都合が付かずに断念。

今年は読響こと。読売日本交響楽団による演奏

です。

嵐のようにドラマティックな第一楽章。神々の

豪快なダンスを彷彿とさせる第二楽章は心も踊

ります。第三楽章は世界の調和。身も心も清め

られたところで、第四楽章では歓喜の歌で盛大に

盛り上がり、大団円の中、今年も華やかに幕を

下ろしました。素晴らしい演奏でした。

2023年も残り一週間ですね。皆さんも、

今年は良い年であったと思える日々をお過ごし

ください。では、また、、

新入荷。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

急に暖かかったりで体調を揺さぶられますね。

衣替え出来なくて困ります。

さて、新入荷です。

まずはこちら。BB&R クラシック アイラリザーブ

シングルモルト。BB &R 社(ベリー・ブラザーズ

&ラッド)はワインやコーヒーでも有名ですが、

スコッチウイスキーでもボトラーズとしては

名門です。まずボトルが派手 笑 正直、スコ

ッチウイスキーのデザインとしては軽薄であまり

好みではありませんが、中身が素晴らしい 笑

お手頃でしたので入荷しましたが、なんという

バランス力 笑 こちらのシリーズは他にも

いくつか銘柄がありますが、今回はアイラリザ

ーブのみの入荷です。美味しいですよ。是非。

続きましてこちらは、アズウィシリーズです。

アズウィゲットイット(そのままで)。以前も

当ブログで紹介しましたが、再び生アイラを

入荷致しました。ノンチル、ノンカラー、

カスク・ストレングスの三点セットで今回も

楽しませてくれています。心なしか前回より

質がよろしいかと思います。美味い。是非。

そしてこちらが最後。前回ご好評頂きました

シグナトリー社のカリラの9年を再入荷です。

前回のリリースは2007年ボトリングの

9年でしたが、今回は2012年の品です。

こちらもアルコール度数は46度。ちょうど

良い塩っぽさで楽しませてくれます。常日頃

話しておりますが、ボトラーズとの出会いは

一期一会。あるうちにお試しください。

さて、今回はこのあたりでしょうか。

では、また、、

年末年始のお知らせ。2023

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

季節は12月を迎え、寒さも本格さを増してい

き、世の中は師走然と動いていきます。今年も

また、置いていかれないように必死です 笑

取り急ぎ、当店の年末年始の営業日をお知らせ

致します。

 

2023年、年末は12月30日(土曜日)

まで、2024年、年始は1月4日(木曜日)

からの営業となりますので、よろしくお願い

致します。今年も残り僅か。皆様のご来店を

心よりお待ちしております。

では、また、、

駒田蒸留所へようこそ(ネタバレなし)

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

木枯らしも吹いてすっかり秋模様。朝晩の冷え

込みが身に染みますね。さて、タイトルにもある

通り、今回は駒田蒸留所へようこそという映画の

お勧めです。もう既に勧めた方もいますが、感想

も含めて少しお話ししますね。

本作品は、日本のアニメ制作会社、P.A.WORKS

制作のお仕事シリーズ第5弾になります。

ウイスキーの小規模蒸留所で繰り広げられる

人間模様をつぶさに描写したアニメーション

映画ですね。家族の絆。ウイスキー作りの尊さ、

仕事選びの難しさなどがテーマになっているで

しょうか。

私はウイスキーや洋酒に携わる立場ですが、

忖度抜きで出来栄えは上々です。まず、ウイス

キーという題材は別として、映画自体のクオリ

ティがそれなりに高い。主役級の役どころにも、

有名な声優陣を起用しています。もちろん、主題

であるウイスキー作りに関しては、本作品は

ウイスキー作りの専門家が協賛していますから

、興味のある方は勉強になる部分も多々あるか

と思います。特にウイスキー作りの工程や、日本

におけるウイスキー市場の趨勢などは、アニメ

ーションならではの解りやすさがありますから、

退屈せずに学べるのではないでしょうか。

これからご覧なる方のためにもあまり核心に

触れるようなことは言えませんが、洋酒を扱う

者の端くれとして、この作品を楽しむ上で、一つ

だけアドバイスがあります。劇中後半部分で、

〝カスク・フィニッシュ〟という言葉を耳にする

ことになります。この〝カスク・フィニッシュ〟

とは、ウイスキーの樽熟成に関わる言葉です。

カスクとは、ウイスキーを熟成させる樽のこと

です。まあ、直訳すれば、樽の終わり。終わりの

樽。になりますね。そのままの意味なのですが、

ウイスキーの熟成工程では、その熟成期間の

最後の数ヶ月だけ、それまでの樽から別の樽へと

移し替えて行う、謂わば追加熟成を〝カスク・

フィニッシュ〟と呼称します。効果としては、

移し替えた最後の樽で寝かせたその樽の個性が、

そのウイスキーのフレーバーに大きな影響を与え

ることが出来ます。例えば、最後の樽をワインを

熟成させていた樽にすれば、そのウイスキーに

はワインのフレーバーが宿ります。もちろん、

それまで熟成させていた樽の個性も引き継いで

のことなので、組み合わせによっては、一種類の

ウイスキーで様々な個性を生み出すことが可能

になるのです。このあたりを頭に入れてこの作品

をご覧になると、感動もひとしお。よく出来てる

映画だなぁと。個人的には感服致しました 笑

上映時間も91分と、程よい長さで疲れません。

ふと時間が空いたときにでも、ご覧になってみて

はいかがでしょうか。視聴後は是非バーへ足を

運んでいただき、時間の掛かるウイスキー作り

の尊さを、その口、その舌で味わってみてくだ

さい。では、今回はこの辺で。また、、

新入荷。

皆さんこんにちは、バーシエールの岡本です。

さて、新入荷です。まずはこちら。

スコッチウイスキーのスペイサイド地区から。

ダグラスレイン社。プロヴェナンスシリーズ、

2013 8年のダルユーインですね。以前

紹介したリンクウッドと同様に、元々シングル

モルトとしては世に出ることがあまりない銘柄

ですので、知名度としては低めですかね。

ダルユーインはブレンデッドウイスキーの

ジョニーウォーカーのキーモルトの一つとなって

おります。とにかく、フルーティ。柑橘を感じる

甘さがありますが、アルコール度数46度と、

ほんの少し高めてあることで、すっきりとした

抜けがあります。是非一度お試しを。

続きましてこちらもスコッチのスペイサイド

地区から。定番のアベラワー10年 フォレスト

リザーブ。アベラワーといえば、シェリーカスク

とバーボンカスクのダブルカスクマチュアード。

最近はずっと12年の方をおいておりましたが、

しばらくこちらです。ちなみに、12年の前は

アブナックという、シェリーカスクのカスク

ストレングスがおいてありました。これらは

同時期に被せておくようなことはなく、一銘柄

ずつ、意図的に輪番性を持たせてあります。これ

はすべてを揃えるまでもない、という考えから

ですが、決してマイナスな思考ではありません

笑 例えば、ダブルカスクマチュアードといえば、

グレンドロナックも有名ですよね。このように、

他の銘柄でも似たようなものが存在しますが、別

の銘柄になりますから、当然。それぞれのエピソ

ードを楽しめます。それに比べて似たような特徴

で同じ銘柄ですと、楽しみが半減しますので、

当店では、同じ銘柄で揃えることは滅多にしませ

ん。何せバックバーが狭いもので 笑 おきたく

てもおけない実状があったりなかったり。アベ

ラワーはいつの時代でも、世界のウイスキー市場

でシェア率トップ10に入る優れものです。まだ

お試しになっていない方は是非。

さて、今回はこの辺で。では、また、、

お待たせしました。カボチャのカクテル

始まるよ 笑