カクテル・ディクショナリー No.147 シンガポール・スリング&シンガポール・スリング・ラッフルズ・スタイル


皆さんこんにちは、バー シエールの岡本

です。今回のカクテルはこちら。

CD No.147 シンガポール・スリ

ング&シンガポール・スリング・ラッフルズ

・スタイル

シンガポール・スリングはよく聞くカクテル

名だと思います。世界的に有名ですが、

レシピがいくつか存在していて、今回は

その中でも代表的なレシピを二つご紹介

致します。

そもそも、スリングとは何か。フィズや

クーラーと似ていますが少し違います。

スリングとは、ベース+ 甘味 + 水

(またはソーダ)を組み合わせ、氷を

入れて長く飲むスタイルを指します。

フィズやクーラーと比べ、定義が曖昧

ということもあり、スリングと名が付く

カクテルは、フィズやクーラーと比べると

その数は少ないと思います。

まあ、さんざっぱら述べてきましたが、この

たりは、厳密なルールというよりは典型的な

パターン程度で捉えてもらえると、納得

出来る方も多いのではないかと思います。

ルールではなく、パターン。どこまで

行っても酒ですから。厳密にこう、という

より、多少の遊びがあって然るべきとも

思うのです。その都度時代もありますから

ね。

さて、シンガポール・スリングを日本と

いう視点から語るには、冒頭の画像では

上部に掲載しているスタイルが先んじて

いました。私が初めてこのカクテルに

触れたのもこのスタイル。勝手にフィズ・

スタイルなどと呼んでいますが、ジン・

フィズにチェリーブランデーを加えた

レシピとなっています。アルコール度数

は程よくさっぱりとしたロングカクテル

にチェリーブランデーの甘酸っぱさが

加わり、果実味のある爽やかなロング

カクテルに仕上がります。日本でよく

知られているシンガポール・スリング

はこちらでしょうね。一方で、シンガ

ポール・スリングの発祥地。シンガポ

ール生まれのラッフルズ・スタイルは

ドライ・ジン、パイナップルジュースを

などを中心にハーブ系のリキュールや

ビターズなどを使用するトロピカル

・カクテルになります。ラッフルズとは、

シンガポールのシンガポール市街地に

所在するイギリス統治時代から続く

シンガポールを代表する歴史的な高級

ホテルです。ホテル内にある『ロング・

バー』にて、1915年頃考案された

カクテルがシンガポール・スリング。

長い時間を掛けて前述したような

新しいレシピが派生したこともあり、

区別するためにシンガポール・スリング

・ラッフルズ・スタイルと呼ばれるよう

になりました。ラッフルズ・スタイルは

ソーダ系の副材料を使用しませんので、

フィズ・スタイルとはうまい具合に棲み

分けが出来ており、まったく違うカク

テルとして認識されていることが多い

ので、それぞれにファンがいるカクテル

となっております。共通点としては、

ドライ・ジンがベースであることと、

チェリーブランデーを使用するあたり

ですかね。ドライ・ジンはイギリスが

原産国であり、当時何もかもがイギリス

ナイズされていたシンガポールでは、

酒といえばドライ・ジンであったことも

あり、自然とドライ・ジンがベースと

なったようですね。チェリーブランデー

に関しては、その色合いからとされて

いて、考案者のニャム・トン・ブーン氏

は、シンガポールの夕暮れをイメージ

したとしています。

シンガポールのイギリス統治時代は、18

24年から約140年間続きました。

この統治時代に考案されたシンガポール・

スリングのベースに使用されたドライ・ジン

が、ロンドン・ジンのアイコニックな銘柄

として名高い、ビーフィーターです。

ビーフィーターとは、牛肉を食べる人と

いう意味があります。ビーフ・イーター

ですね。これは、ロンドン塔という、

イギリスを代表する歴史的建造物に

勤務する位の高い兵のことです。当時

は国から牛肉を与えられる兵は特別ない

存在だったのです。ですから、この名を

冠しているドライ・ジンは特別ということ

ですね。時代は流れ、どんなにドライ・ジン

の銘柄が増えても、ビーフィーターがシンガ

ポール・スリングのベースであったという

史実は色褪せることなく現代まで残ってい

ます。実際にカクテルのベースとしても

ビーフィーターは秀逸です。控えめな

個性。バランスの取れたボタニカルの

ラインナップ。カクテルのベースとして

は副材料が活きやすいお手本のような

ドライ・ジンです。特にシンガポール・

スリング・ラッフルズ・スタイルには

たくさんの副材料を使用しますから、

主張し過ぎないベースが必要になる

ので、ビーフィーターはこのような

カクテルには最適のドライ・ジンに

なります。

さて、今回はシンガポール・スリングの

フィズ・スタイルとラッフルズ・スタイル

というドライ・ジンをベースとするロング

カクテルの代表格をご紹介させていただき

ました。フィズ・スタイルはすっきりした

中に果実味が欲しいときに、ラッフルズ・

スタイルはドライ・ジンをトロピカルに

飲みたいときにチョイスするのがベスト

でしょう。どちらも古くから存在する

有名なロングカクテルです。是非一度

お試しください。

 

:レシピ(当店)

・ シンガポール・スリング

ドライ・ジン      30ml

フレッシュレモンジュース                            10ml

シュガーシロップ    1tsp

チェリーブランデー   10ml

ソーダ         適量

ソーダ以外をシェイクし、タンブラー

へ注ぎ、ソーダで満たして軽くステア。

 

・ シンガポール・スリング・ラッフルズ

・スタイル

ドライ・ジン(ビーフィーター) 20ml

チェリーブランデー       10ml

フレッシユパイナップルジュース                                   40ml

フレッシユライムジュース                                                5ml

ホワイト・キュラソー      5ml

ベネディクティン        5ml

グレナデンシロップ       10ml

アンゴスチュラビターズ     1dash

すべてシェイクし、ゴブレットへ注ぎ、

クラッシュドアイスを詰め、ガーニッシュ

やストローを飾る。

 

では、また、、

———————————————————

店名:池袋駅西口のオーセンティックバー Bar Seir(バー シエール)

TEL:03-5391-0030

住所:〒171-0014東京都豊島区池袋2-12-13 十二ビル3F

アクセス:JR他各線「池袋駅」西口より徒歩5分 東京メトロ各線「池袋駅」C1・C6出口より徒歩2分

営業時間:月曜日~土曜日

19:00~3:00

定休日:日曜日

総席数:15席

クレジットカード可:VISA,Master,AMEX,JCB,Diners,銀聯,Discover

電子マネー:不可

備考:

■喫煙可能店 テーブルチャージとして550円(税込み)頂戴いたします。

■葉巻のご購入は現金のみとさせていただいております。あらかじめご了承ください。

■また、葉巻のみの販売してるはお断りしております。葉巻のお持ち込みは別途330円(税込み)を頂戴しております。

———————————————————