月別アーカイブ: 2024年1月

100%モネ。

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

雪がチラついたりと真冬日が続きますね。

タイトルにもある通り、今回は美術枠になり

ます。昨年の秋頃から、行かねばと頭の片隅に

置いていたものを、やっと消化して参りました

笑 お邪魔してきたのはモネ展 連作の情景。

今月の28日までとなっていたので駆け込む

ように上野へと足を運びました。開催していた

美術館は上野の森美術館。フェルメール展など

で何度も訪れていますので、勝手知ったるやと

ばかりに颯爽と当日券売り場まで詰め寄って

みれば。なんと人数制限の関係で2時間も

待つことに 笑

もちろん大人しく待っているほど人間が

出来ちゃいません 笑 毎度、美術展のあと

は上野藪そばで余韻を楽しむのですが、今回

ばかりは順番が変わります。

しっかりと熱々で燗してもらい、温まると。

何故かこの日はきしめんで締めました 笑

気を取り直して再びモネ展へ。今回サブタイトル

にもなっている連作の情景。これは一体どういう

ことかといいますと。

こちらの三作品はすべて、同じモティーフが描か

れています。イギリス、ロンドン滞在中の頃の

作品であるこれらは、モネの作品の中でも最も

有名な作品の一つである。ウォータールー橋に

なりますが、これらはタイトルに、それぞれ別

のサブタイトルが付けられています。

上から、曇り。夕暮れ。日没。と。そう。

つまり連作とは、同じモティーフを何枚も描く

作品ということになります。描く時間帯や季節。

天候なども含めて。一つの主題がみせる様々な

情景を描写することで、モネは新境地を見い出

したのです。ちなみに、ウォータールーは数あ

る連作の中でも最高枚数の、41枚が確認され

ているそうです。いったいどんな心境で描いて

いたのでしょうか。まだまだ足りないと考えて

いたのか、ほぼルーティン化していたのか。

まあ、凡庸な私には到底推し量れない境地なの

でしょうね 笑 霧深いロンドンの情景は幻想

的で、観るものを惹きつけます。

展覧会も佳境を迎え、撮影可能の作品がまた

数点。SNSの影響なのか、ここ数年の間に

撮影可能の展覧会が増えましたね。一昔前

までは撮影はおろか、会話さえ憚られる状況

でしたのに。最近は賑やかなものです 笑

さて、こちらは代表作である睡蓮ですね。

自邸の庭で栽培していたものを描いた最初期の

睡蓮になります。こちらは中央の睡蓮が中心に

なっておりますが、

こちらでは、睡蓮を栽培していた池全体を描い

ています。睡蓮関連もいくつかありますが、

このような作品も連作の範疇なのでしょうか。

この作品は睡蓮の池というタイトルになり

ますが、私は最初期の睡蓮が好みですね。同じ

モティーフでも、連作となると、好みが分かれ

ます。面白い考え方ですよね。19世紀後半

から20世紀初頭という時代背景からも、まさ

しく新境地。印象派の幕開けだったのでしょう。

さて、今回はモネの展覧会の模様をお伝えしま

した。当展覧会にはありませんでしたが、最後

は印象派の旗揚げにもなった作品。印象・

日の出でお別れです。では、また、、

新入荷。再入荷。

皆こんにちは、バー シエールの岡本です。

新入荷。再入荷。いくつかご紹介してゆきます。

まずはスコッチ。シングルモルトウイスキー

から。ADラトレー社のブナハーブン スト

イーシャ9年。樽はバーボンホグスヘッド。

オフィシャルのブナハーブンはアイラモルト

ではノンピートとして有名な銘柄ですが、

こちらはかなり個性強めですね。シェリー

カスクも良いですが、バーボンホグスヘッド

の仕上がりもやはり捨て難い。洗練された

塩っぽさ、柑橘を思わせる深い抜けが心地よい

逸品です。ノンチル、ノンカラー、カスク

ストレングス。是非お試しください。

続きましてこちらはラム酒。ラムネイション

グアテマラ XO 20周年 アニバーサリー

エディション。イタリア系ボトラー、ロッシ&

ロッシ社による、こちらはグアテマラ産のラム

酒をボトリングしました。ロッシ&ロッシも

20周年なのですね。それにしても久々の

ラムネイション。10年以上は見なかった

ですね。今後はしばらくの間継続してリリース

するらしいです。楽しみですね。こちらの

XO。とにかく上質なスイーツを食してるかの

ような錯覚を覚えるほどの逸品です。オロロソ

、ペドロヒメネスの樽で熟成。シェリーカスク

の恩恵をわかりやすく受けている甘口のラム酒

です。お試しください。

最後は再入荷。こちらも久々ですね。スコ

ッチシングルモルト。ハイランド地方のダル

ウィニー15年です。ダルウィニー蒸留所は

世界最高地の蒸留所として有名ですが、その

穏やかな味わいからか、比較的マイナーな

銘柄です。仕込み水には、雪解け水を使い、

長くも短くもない、この15年熟成が主力

商品となっています。熟成樽はリフィルバーボ

ン。現在では、オロロソシェリーとバーボンの

ダブルマチュアードも製造されておりますが、

ダルウィニーといえば、この15年ではないで

しょうか。根強いファンも多いです。私もその

中の一人。是非皆さんもお試しください。

さて、今回はこの辺で。では、また、、

今週末の営業日。

新年あけましておめでとうございます。

バー シエールの岡本です。今週末、

1月7日(日曜日)は営業致します。

代休として、1月8日(月曜日)がお休みと

なりますので、ご留意くださいませ。

本年もよろしくお願い致します。

では、また、、