月別アーカイブ: 2024年4月

豊洲場外 先客万来。

皆さんこんにちは。バー シエールの岡本です。

少し時間が経ってしまいましたが、2024年。

2月1日からオープンした豊洲市場の場外で

ある先客万来にお邪魔してきましたので、

その様子をこれまでの変遷も含めて、少し

お話ししていきます。

豊洲場外といえば、元々この方が中心となって

動いていました。築地場外でお馴染みの、つきじ

喜代村の名物社長。木村清氏。築地で大成功を

おさめた彼は、メディアにも多く登場し、全国

にすしざんまいのチェーン店を展開。特に、ク

ロマグロの初競りでのパフォーマンスは、記憶

に残っている方も多いのではないでしょうか。

先客万来は豊洲という、東京湾のウォーター

フロントを彩る屈指の一大レジャー事業です。

当初、温浴施設を含む飲食店街の土地を喜代村

側が受け持ち、伝統工芸や温浴施設の別棟の

予定地を大和ハウス工業側が整備する予定でし

た。ところが数ヶ月後───。

まずは大和ハウス工業が手を引き、一度は

喜代村が単独で臨むと東京都にある条件付き

で申し出ましたが、結局のところ。「断腸の

思い」、「力不足で申し訳ない」。などと、

落胆の声を漏らし、この事業から完全撤退とな

りました。画像の2015年4月に開かれた会見

では、このように涙を見せる場面もありました

ね。よく覚えています。では、何故このような

事態に陥ってしまったのか。答えは至って簡単

です。

2021年9月に閉館となりましたが、20

03年3月から18年間お台場で定番の温浴

施設として存在したこちらを皆さんは覚えて

おりますでしょうか。全国的にチェーン展開

している温浴施設。大江戸温泉物語です。

お台場のこの土地は東京都の持ち物で。東京

都との契約更新がなければ営業を続けられま

ん。この東京都と大江戸温泉物語との契約が

2016年3月の時点で終わると目されていた

ことで、既に進められていた先客万来の構想

に温浴施設を造る計画が加わったのです。

まあ、そうなりますよね。これほどの大きな

競合施設が近隣にあっては潰し合うだけです

ものね。ところが、東京都は喜代村に何の相談

もなく、大江戸温泉物語との契約を2021年

まで延長しました。この時点で大和ハウス工業

が撤退。前述した通り、喜代村はある条件を

東京都に申し入れました。その内容は主に、

2021年以降の大江戸温泉物語との契約の

延長をしないという約束で、それを明文化

して欲しいというものでした。これを東京都は

承認せず、もちろん明文化も成されないまま、

喜代村もこの事業から完全撤退。涙の記者会見

となりました。後を引き継いだのは万葉倶楽部

という、神奈川を中心に温泉施設や旅館などを

全国展開している企業で、元々、東京2020

オリンピック・パラリンピックや、築地から

豊洲へと市場が移転しているであろうという

ことを踏まえ、インバウンドを期待しつつ20

18年には開業している予定ではありましたが

、ご周知の通り、長引いたコロナ禍により、

5年ほど遅れての開業となりました。しかし、

結果論とはいえ、大江戸温泉物語は立ち退いた

わけですし、今となってみれば、稀代の名物

社長が繰り広げる先客万来も見てみたかった

気もしますね。

さて、先客万来の内容ですが、まあ、市場

の場外ということもあるので、海産物を中心と

した飲食店が軒を連ね、今のところはまだ、

連日人がひしめき合っています。

奥に見える建物が万葉倶楽部の温泉施設です

ね。私がお邪魔したのは日曜日で、市場が

お休みしている関係で人は少ないという

前情報とは裏腹に、どの飲食店も必ず並んで

いるという状況でしたので、なるべく空いて

いる店舗へ 笑

寿司屋など、築地場外からの店も出店して

いましたが、有名店は長蛇の列。一番列が

少ない店を選び、ひとまず腹を満たしました。

失礼に値するので店名は伏せますが、とても

美味しく頂きました 笑

美味しい店や、有名店はたくさんあるのですが、

私が一番入り浸っていたのはこちらですかね 笑

利き酒コーナーが楽しくて仕方ありません

でした 笑 常時30種類ほどを用意して

あるようで、かなり楽しめました 笑

利き酒のブースは持ち込み可能なので、近隣

の鰻屋で肝串をテイクアウトして楽しみまし

た。充分満喫したのですが、欲を言えば、ワン

ショットの量をもう少しだけ増やして欲しい 笑

満腹になり、少しいい気分になったところで、

温泉施設へと足を運びます。入り口が足湯と

大浴場とで分かれています。人気の足湯側には

長い列が出来ており。それを尻目に大浴場へ。

この施設は日帰りだけではなく、宿泊も出来

ます。見晴らしの良い大浴場にはサウナ風呂。

広々とした岩盤浴もあり、飲食においては

レストランにビュッフェと。一通り揃っている

うえに、この施設は何度でも出入り自由で

24時間営業ですから、いつでも外の飲食店

エリアと行き来出来てしまうのです。まあ、

深夜は特定の店しか営業しておりませんが、、

それがこちら。このような場所には似つかわ

しくない気がしますが、先客万来には本格的

なバーが一軒だけあります。バー 江(コウ)

さん。万葉の湯のすぐ隣に入り口があるので

見落としがちですが、朝10時から、翌朝5時

まで営業しておりまして、何と正味19時間

営業ですから、存在感としては一番印象に残る

店舗なのではないでしょうか 笑 銀座にも店

があり、先客万来のテナント募集には、積極的

にアピールしてきたと、バーテンダーの方が

話していました。オーナーさんが池袋での勤務

経験があるとお話ししていたことで盛り上がり

、楽しい時間を過ごさせて頂きました。その日

の締めにも適した店なのではないかと思います。

さて、長くなりましたが、今回は豊洲場外の

千客万来について、お話ししました。東京の

新名所ですから、皆さんも一度は訪れてみては

いかがでしょうか。

では、また、、

ゴールデンウィークの営業。2024。

皆さんこんにちは、バー シエールの岡本です。

今年のゴールデンウィークの営業は、ほぼ

カレンダー通りですが、4月28日(日曜日)、

5月5日(日曜日)は営業致します。代休と

して、4月29日(月曜日)、5月6日

(月曜日)はお休みになります。尚、祝日は

2時までの営業になりますので、ご留意くだ

さいませ。では、また、、